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「痴漢通勤快楽2  濡れた終着駅」☆☆☆☆

監督:池島ゆたか
脚本:五代暁子
出演:千葉誠樹 佐々木麻由子 鏡麗子 水原かなえ 美月星美 幸野賀一 神戸顕一 オサム 河村栞 月夜野卍 数多こよみ 色華昇子 鈴木ぬりえ

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 2003年にこのタイトルで公開されていますが、元は2001年に「痴漢電車 みだらメス発情」のタイトルで公開されたもののリタイトル再公開版です。

 痴漢に命をかけ、生涯を費やしてきた男。痴漢した相手をトイレに連れ込み強姦しようとした男を一喝するような痴漢の美学を持った本当の痴漢だ。痴漢をきっかけに出会い、彼の痴漢人生を理解した愛妻とそして娘がいたが、娘を2歳で失い、後を追うように35歳の女ざかりの妻も亡くして以来、伝説の痴漢としてただひたすらに電車で女を触り続ける人生を送ってきた。初老を迎え、30年前に強姦を一喝されて以来兄貴と慕ってくれている舎弟には自分の夫婦と一緒に自分らの田舎に行って、ひっそりと痴漢人生を締めくくらないかと誘われているが、気乗りせず、東京に残ることを選んでいる。ある日いつもと同じように痴漢にいそしんでいると、彼を見つめる小学生くらいの少女がいた。何度となく現れるその少女。しばらくすると今度は高校生くらいの少女が同じように何度も彼の前に現れる。どうも舎弟にはその少女は見えないらしい。いったいその少女は誰なのか。

 以下は多少この映画のネタに触れています。勘のいい人ならもう上の説明で分かるだろうし、数年前の一ピンク映画のネタをここでわざわざ隠す必要もないでしょう。またこれを書いてしまったからといってこの映画の良さや面白さが失われることはないでしょう。そもそも僕自身、先に情報収集でほかの人の感想を読んでたらしっかり書いてあったので知ってたしね。

 と言い訳してから書くけど、これはある超有名な名作映画のピンク版オマージュで、この少女は2歳で死んだ娘の成長した姿なんです。つまりこれは痴漢版「○っぽや」なのです。あの○さんの「ぽっ○や」をこんな素っ頓狂な痴漢物語に融合させて、なおかつこんな感動物語として成立させてしまうんだからこれは凄いです。いや、マジで脱帽。この柔軟性はピンク映画でしか持てないものでしょうが、これができちゃうからピンク映画界は凄いなあと思ってしまいます。
 成長した少女はとても可愛く優しい少女として父親の元に現れます。怪我したところを介抱してくれたり、食事を作ってくれたりした少女を自分の娘と認識してしみじみその想いを噛み締めるところや必然的に再び訪れる別れの寂しさなどには充分にジーンとさせてくれました。ピンク映画だからといってなんだかんだと理由を付けてエッチなシーンに持ち込むことなく(例えば娘役の河村栞さんもピンク女優なのに今回は脱ぎすらなし)、妻とのからみなどは愛情あふれていて非常によい。不感症気味だった妻が痴漢で初めて感じてしまってその男の元に転がり込んだなんて、なんかおかしいながらも納得しちゃうし。

 あと同じ相手に繰り返し痴漢する話ではないので、痴漢するシーンごとにその相手がその都度違うから、結果女優さんが10人位出てくるのがなんか豪華に感じてしまった。それと8歳の少女が役名付(小学生時代の娘)でピンク映画に出演しているのも僕にとっては初めて。本人が観れるのは10年後か。(笑)
 ところで成長した娘が着ている制服に「オジサン仕事柄この辺の制服はみんな知っているんだけど、その制服は見覚えがないなあ」って、あんた。(^^;)

 えー一応書いておきましょう。痴漢は犯罪です。ロマンを持たないように。(笑)

2005.3.23


 

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