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by はる
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「クライマーズ・ハイ」☆☆☆☆

監督:原田眞人
脚本:加藤正人 成島出 原田眞人
出演:堤真一 堺雅人 尾野真千子 高嶋政宏 山崎努 遠藤憲一 田口トモロヲ 堀部圭亮 マギー 滝藤賢一 皆川猿時 でんでん 中村育二 螢雪次朗 野波麻帆 西田尚美 小澤征悦 

 1985年8月12日。524名の人間を乗せたジャンボジェット機が消息を絶った。その事故現場となった群馬県の地方紙、北関東新聞社に勤める悠木和雅は、その史上空前の大事件の記事すべてを統括する全権デスクに任命される。

 この映画とは全く関係のないことですが、アメリカの同時多発テロのあった9月11日は僕の結婚記念日だったりして、絶対にその日付を忘れられません。とは言えその年に結婚したわけではないので、2001年だったか2002年だったかなんて時々分からなくなります。
 それに対して1985年の8月12日は僕が運転免許を取得した日としてくっきりと免許証に記録されています。普通、免許取得の日なんてはっきりと覚えている人は少ないでしょうが、免許をとって家に帰ったらジャンボジェットが行方不明、墜落していたあの日の日付1985年8月12日を両方の出来事の日としてやはり忘れることが出来なくなったまま20年以上が過ぎました。僕は間違いなく一生この日付を記憶し続けるのです。そして間違いなくこの大事故のことも心に刻み込まれたまま生涯を終えることになるでしょう。
 そんな薄々の因縁でありますが、そのおかげでこの事件には多少他の人とは違う感情を持っていることもあり、ここに映された出来事はやはりキツイです。心穏やかには観れませんね。新聞制作者たちの息詰まる戦いにも引き込まれましたが、事故そのもののおさらいとしてあの夏に引き戻されたかのような緊迫感を覚えました。
 しかし戦場のごとき混乱しきった新聞社内の緊張感やその記事にかける記者たちの熱い思い、社内の人間関係の複雑さなど、細かいカット割りで臨場感あふれる力の入った映像で一気に見せてくれたので2時間20分以上の比較的長い上映時間を全く退屈することなく堪能することができました。特に堺雅人さんが素晴らしく、「アフタースクール」もあるので助演男優賞を一つ二つは取るのではないかと。

 ただし一番圧倒されたのは時折はさまれる現在の山登りの映像だったかもしれません。(^^;) あの断崖絶壁に二人だけの映像はCG処理はしてあるのでしょうか。なさそうな感じでしたよね。すごかったー。

(MOVIX清水)

2008.7.26