「デスノート [前編]」☆☆☆
監督:金子修介
脚本:大石哲也
出演:藤原竜也 松山ケンイチ 瀬戸朝香 香椎由宇 細川茂樹 戸田恵梨香 藤村俊二 鹿賀丈史 満島ひかり
大学生夜神月(やがみらいと)が拾ったノートはそこに名前を書かれた人間が死ぬという”デスノート”であった。法律による犯罪者の検挙、刑罰には限界があると絶望していた月は、凶悪犯罪者たちを次々に殺していくようになる。やがて世間は一連の連続不審死事件の首謀者を”キラ”としてカリスマ化していった。警察はキラによる粛清を凶悪連続殺人としそれを追うが、手がかりはつかめない。そして数々の難事件をその頭脳で解決していった謎の捜査官”L”がその捜査に当たることとなる。
ストーリーは面白いと思うんですけどね。分かりやすいし、人物像も魅力的だし、サスペンスフルな展開も十分楽しめました。ラストの仕掛けにも驚いたしね。少なくとも後編がとても楽しみであることだけは間違いがありません。
不満点としては基本的なルールがゆるすぎる気がしますね。名前を書いたら死ぬ。これだけでいいじゃん。死ぬ状況や時間、間際の行動まで演出できるんだったら、別にそれって”ノート”である意味はないじゃん。あまりにも全知全能すぎて、結局魔法の道具であれば何でも成立しちゃうよね。もっと制約が大きいからこそ、こういうのは面白いんだと思うんだけどね。
それからノートの使い方が、人間の言葉(英語)で書かれているっていうのはどうよ! そのうえ死神(リューク)がその使い方を更に詳しく教えてくれるなんて!!! 偶然名前を書いたことで誰かが死んじゃったのを初めとして使い方を覚えていくってのがフツーじゃないの? ゆるいなあ。しかもノートに書いてあるのが英語なのにリュークは日本語しゃべってるし!(笑) あーそれからリュークのCGはちょっと、、、。(^^;)
あと説明過多なのがどうしても気になりますね。例えば誰をどうやって殺したみたいなことをわざわざセリフと再現映像でじっくりと説明してくれるシーンが2、3回あるんだけど、そんなのノートに名前と殺し方を書いているカットひとつあればすむことなのになあ。特に最後のはあんな説明いらないでしょ。
それからオープニングから月がノートを手に入れるくだりに回想的に時間が戻るところは流れが少しもたついてないかなあ。
文句多い? いや、後編期待しているんですよ。(笑)
しかしキラは直接手を下してはいないから、警察も人物を特定できても逮捕はできないでしょう。もしノートの秘密が分かったとしても、まさに法の限界で罰することは出来ないでしょう。もはや警察の仕事ではないですね。
2006.6.15
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