監督:矢口史靖
脚本:矢口史靖 鈴木卓爾
出演:石田ひかり 安藤政信 角替和枝 松重豊 真野きりな
「矢口監督、技術が上がっているな〜」というのが第一印象。「裸足のピクニック」「ひみつの花園」の力で押しきろうという無理矢理さが無い。話の流れもカットの見せ方もやけにスムーズで、映画全体が"まとまっている"のです。こういう場合、結果として概ね「まとまりすぎてパワーが落ちてつまらない」ものになってしまうことが多い気がするのですが、この映画は違いました。丁寧に作られている分、更にスムーズにストーリーが楽しめるものになっています。もちろんそのお話自体はぶっ飛んでいるんですけどね。でもとてもおもしろいです、この映画。
はらはらとしたチェイスを絡めながらも基本的にはのほほんとした逃亡生活を送るふたりも、大怪我をしていながらジワジワと二人を追いかけるヤクザさんも、ちょっと個性的な看護婦仲間(特にやっぱり婦長さん)も、みんな妙に楽しいんです。好きだなあ。ラストまで一気に全然飽きることなく観れました。
安藤君も石田さんも薬にばっちりはまっていて好演だと思いました。それにも増してヤクザ役の松重豊さん、婦長役の角替和枝さん、良かったです。ぱちぱち。