「ekiden/駅伝」


監督:浜本正機
脚本:遊川和彦
出演:伊藤高史 中村俊介 田中麗奈 別所哲也

 きっと引く人は引きまくり、さめる人はさめまくる映画でしょう。あまりにも展開はお約束どおりだし、主人公たちのキャラは妙にはっきりしすぎているし、ラストの展開などもあざとく、わざとらしいと言えなくもない。でも僕はこの映画は大好きです。

 主役の伊藤君の明るく前向きなキャラクタの描き方が、とにかくこの映画のすべてと言ってもいいかも。彼が置かれた状況は何度絶望してもいいものばかりなのに、そんなことはお構いナシにズンズン突き進んでいく姿はとても気持ちがいい。「なにくそ、負けるもんか」と言う意思を見せて困難に立ち向かっていく姿もパワーをもらえるものだけど、彼のように困難を困難と感じているのかも分からないような明るい生き方と言うのもこちらにいろんな力を与えてくれます。
 チームの人数も順調に増えて、仲間の力もどんどん上がっていくお約束どおりの展開も僕は好き。「お話が読めてしまう」と「期待通りに話が進む」は紙一重だけど、この映画は完璧に後者。僕が好きな方好きな方へとお話が突き進み、強引な展開が笑いと涙を生み、きちんと最後には感動も残してくれました。観てから時間が過ぎてきましたが、どんどん好きになっています。いつかまた観たい映画です。