「ファイナルファンタジー」


監督:坂口博信
脚本:アル・ライナー ジェフ・ヴィンター
出演: <声>ミン・ナ アレック・ボールドウィン スティーブ・ブシェミ

 ゲームの方は最近トンと御無沙汰で、FFもむか〜し4と5をやったくらい。4はかなり感動的ですっごく楽しめましたが、どうもこのごろはそういう志向ではなくなってしまい、一昨年くらいに9だったかを始めはしたんだけど、2、3時間で頓挫。以後触っていません。(^^;)
 しかし、その4や5、9の始めのところから受ける印象からすると、この映画って「ファイナルファンタジー」なの?って言う感じです。どうも僕の中ではこの辺のRPゲームのストーリーって、敵と戦いながら冒険の旅に出てアイテムや武器をグレードアップしながら仲間や召喚獣を集めたりして最後のボスに立ち向かう、みたいな型通りのものが浮かぶし、それを期待してしまう。最近のFFは最後までやるとそういう匂いはなくなっているのかもしれませんが、この映画は僕の期待していたストーリー展開には一致しませんでしたね。「ファイナルファンタジー」を名乗る理由はこの映画からは僕には見つかりませんでした。やり込んでいる人にはこれがまさに「ファイナルファンタジー」なんでしょうか。

 CGは確かにすごいんですが、今の特撮技術からすれば、これを全編CGにする必要はないでしょう。生身の俳優が演じて特殊効果で映像を加えていっても同様かそれ以上の効果を得ることは可能かと思います。全編CGにするならキャラクタをリアルな人間の姿にする必要はない気がします。「スターウォーズ」のジャージャーピンクや「トイストーリー」のおもちゃたち、今度来る「シュレック」のような異形のキャラクタを活躍させるために用いた方が僕は絶対にいいと思うな。人間の姿なら、CGでは人間に近づくことはできても人間が演じる以上のものはできないと思います。ジャージャーやシュレックのぎこちない動きも享受できるのは人間でないから(またはデフォルメされているから)。CGで人間の姿を再現するのは「あーすごいね」ですんでしまうレベルの感覚しか与えませんよね。
 ストーリー的には全世界を巻き込む大戦争を描いている割には描く世界が閉鎖的でスケール感が無いように思います。アイテムの探し方も簡単に見つかるものなのか難しいものなのかもいまいち分からないし、その使い方の把握度も突拍子もなく高い気がするし、なんとなく御都合主義的なものが見え隠れしててどうも入り込めませんでした。アホな権力者のおかげで事態が最悪の展開を迎える、なんてのもありふれてるし。

 ただしここまでのものを作った意欲は買うし、これをきっかけとして次はどんな物を作っていってくれるのかは非常に期待が持てます。これは練習ですよね? 本番はこれからだということで、次に期待します。

 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、と思っていたら、この映画が大損失を生んだということでスクウェアは映画から撤退、とのこと(^^;)。そりゃあなあ、これは1回観れば充分、リピーターを生むような映画じゃないしなあ。せめて技術はどこかに譲渡してね。