「ガメラ3 邪神覚醒」☆☆☆


監督:金子修介
脚本:伊藤和典 金子修介
出演:中山忍 前田愛 藤谷文子 山咲千里 手塚とおる


 ガメラに両親を踏みつぶされた少女が、洞窟で偶然見つけた怪獣を育てて、ガメラと戦わせる。

 圧巻はやはり渋谷駅周辺の大破壊シーンでしょう。もちろん京都駅も凄かったけど、なじみの深さから言っても、渋谷の惨状には目を見張りました。それは街中で怪獣が闘えばああなるわな。今までに怪獣映画は何百ってあったろうけど、ここまで巻き込まれの被害者を描写しまくった映画は始めてでしょうね。そういう点でも意味深い映画です。
 ただやはりどう見たって死んでいるような大爆発に巻き込まれながら生き残ってしまう主要人物などにはやや興ざめ。あそこを容赦無くやっていたら更に大評価でした。
 もう一つ不満はガメラが人間のことを思いやり、人間の気持ちを理解しているかのような設定。単に敵対する怪獣(ギャオス、イリス)を倒すことだけを念頭に闘っている本能の固まりの存在の方がまだ説得力はないか。
 しかし全体としてはとても楽しめました。怪獣映画としても、アイドル映画としても、人間ドラマとしても(?)文句なく合格点をあげられます。ラストシーンはいろいろ想像させられますが、続きも観たいことは確かです。どうなるかしら。