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「小さき勇者たち〜GAMERA〜」☆☆☆

監督:田崎竜太
脚本:龍居由佳里
出演:富岡 涼 津田寛治 夏帆 石川眞吾 成田翔吾 寺島 進 奥貫 薫 石丸謙二郎 田口トモロヲ 渡辺哲

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 母親を事故で亡くしたばかりの小学生の透は、ある日海沿いの崖で光る石と何かの卵を見つける。卵を手にすると中から小さな亀が生まれてきた。透は亀にトトと名前をつけて父親に内緒で部屋で飼い始める。しかしトトは通常の何倍もの速さで大きく成長し、しかもふわりと宙を飛んで見せた。透の隣に住む幼なじみの麻衣はトトはかつて人間を守って自爆したガメラの子供ではないかと透に告げた。一方、近郊の海での漁船が次々と行方不明になる事故の頻発の後、それらを引き起こしたと思われる巨大怪獣ジーダスが出現する。

 なるほど、それで「小さき勇者たち」なわけね。このタイトルの意味が分かるシーンでは確かに少しジーンとしてしまう。しかしなぜ、その小さき勇者たちがああいう形で立ち上がったのかはちょっとよく分からないなあ。子供向け怪獣アクションとしてだけ見るならば、まあそんな感じでもいいんだろうけどね。
 東宝のゴジラが休止に入って、角川と松竹はその分の子供観客を引き込もうとしてガメラを復活させたのかと思うけど、ガメラの場合ここ最近は子供向けというよりは子供も楽しめながらも大人もうならせる(「クレヨンしんちゃん」のような(笑))路線で来ていただけに、このように一気に子供向け路線に引き落とされてもこっちは少しついていけない部分も感じてしまいます。
 最近はウルトラマンや仮面ライダーでも大人でも楽しめる設定をきちんと入れることが前提となってきているくらいなので(その分子供にそっぽ向かれることもあるけど)、こうして大きなお友達も見に来ることが前提であれば、上の小さき勇者たちの件や、光る石の意味の説明や、何でガメラが今頃生まれ変わってきたのか(新しい怪獣を察知したから?)とかもそれなりに描いてもらいたかったです。
 まあ前半のちょっとしたドタバタぶりや子供たちがメインで大人は完全にサポートでしかない部分などからも今回は子供ターゲットであることは分かってしまうので、早いうちにそういう切り替えをしておけばよかったと思いました。子供たちは楽しめるんじゃないかな。

 しかし破壊された街のセットがかなりリアルだったり、エキストラの人数が半端でなかったり、なにより渡辺哲さんがあっさり殺されるだけの役で1シーンだけ出ているなど、お金かけている映画は違うなあと思わせるものはありますね。生まれたてから1mくらいまでの亀は本物を使っているらしく、それらがとてもラブリーなのは見所。最後に「撮影時に亀は虐待していません」みたいなクレジットが出たのにちょっと笑った。

 ところで最初聞いたときは「イリス覚醒」の続編って聞いていた気がするんだけど、観たら30年くらい前のギャオス戦の後日談でした。どこでズレたんだろ?

2006.4.27


 

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