「ガラスの使徒」☆☆
監督:金守珍
脚本:唐十郎
出演:佐藤めぐみ 稲荷卓央 唐十郎 山田純大 余貴美子 六平直政 中島みゆき 石橋蓮司 コビヤマ洋一
小さな町工場で直径60cmの巨大なレンズを磨いている池谷。会社は倒産の危機だったがこのレンズが出来上がれば会社は救えるだけの価値がある。しかし完璧主義者の池谷が納得できるレンズはまだ出来ていない。工場の専務、芹川は徐々に追い詰められていた。そんなある日、川に飛び込んだ女を池谷が助け、会社につれてくるが、その彼女には、ある秘密があった。
んー正直言って全然分からない。何がやりたい映画なんでしょう。笑わせながらちょっとホロっとさせるセンなんでしょうか。でも全然笑えないし、全然泣けやしない。面白くもなんともない。
唐十郎さんって名前はでかいものの、小劇場のアングラ芝居で独自の世界を作り上げてきた人なんでしょうから、その芸風・作風は一般にそうは受け入れられるモノではないのかもしれません。当然のごとく僕にも受け入れられませんでした。
レンズの精のごとくに美しい女性が現れてくるまではいい。でも最初に幻の女神ごとくレンズの精?を実写で描写しておきながら、実際にそれを象徴して現れたであろう女のその神秘性のなさってなによ。謎めいて現れたわりにはすぐに素性が分かって、それ以降はあっという間に主人公になっちゃうし。あの最初の幻は何だったの?(^^;)
あのレンズが億の価値があるというのはいいとして、それにしてはあまりに扱いが粗雑なのはやはり気になるね。いや一応みんな口では大切に扱えだの埃でもダメになるだの言うんだけど、それでも適当に布にくるんだだけで軽トラの荷台で運んじゃうし。って言うか事情を知らないような作業員が研磨台からトラックに動かした時点でもうだめなんじゃないかね。いや、分からないけど。ついでに言えば冒頭いきなり唐さんが尻出してレンズにスリスリしだしたのにはぶっ飛びましたよ。(^^;)
話のほうは傾いた会社をどうやって救うか見たいな展開になりかけるんだけど、いつのまにかだか最初からなんだか不機嫌なヤクザの維持の張りっぷりに左右されちゃうなんだかよく分からない展開にシフトしていってしまうのもなあ。結局何一つ解決していないような、、、。あのヤクザの光を使った拷問はどうなんでしょ。
2006.3.11
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