「ジェネラル・ルージュの凱旋」☆☆☆☆
監督:中村義洋
脚本:斉藤ひろし 中村義洋
出演:竹内結子 阿部寛 堺雅人 羽田美智子 山本太郎 高嶋政伸 貫地谷しほり 尾美としのり 中林大樹 林泰文 正名僕蔵 並樹史朗 長江英和 黒瀬真奈美 大森隆男 佐野史郎 玉山鉄二 野際陽子 平泉成 國村隼
チーム・バチスタ事件から時が過ぎ、東城大学付属病院は少しずつ落ち着きを取り戻してきつつあった。そんな時救急センターに出入りしていた業者の磯部が病院の屋上から転落し死ぬ。時を同じくして今は倫理委員会委員長となってしまっている田口医師の元に救急センターの速水医師がその業者と癒着していると告発文が届く。はたして磯部は自殺だったのか。
前作は2008年の僕のベストワンなので、この映画も当然期待していました。そしてその期待に違わず、とても面白い映画でした。
ただ前作のような謎解きも絡めたサスペンスかと言うとそうではない。確かに殺人かと思わせるような謎の自殺から話は動き始めるのですが、実は現代の病院運営や医療現場の実態を鋭く映し出した社会派ドラマなのでした。自殺の真相は興味をつなぎとめるのにはいいネタではあるのだけど、それよりもやはりジェネラル・ルージュの周りで起きている事実、そしてジェネラル・ルージュの本当の狙いと野望にこそこのドラマの本質があるのです。それは例えば「ブラックジャックによろしく」のような他の作品でも扱われているような病院体制の世間的一般の大きな問題で、どうしてももっといろんな人が考えなくてはならないことでしょう。いろんな人がこういったものを観て、いろんなことを考えていくことがやはり大切なのでしょうなあ。でも僕に何ができるかしら。
大事故が起きて病院が患者で埋まっていく描写は物凄く迫力がありましたね。助かりそうに無い人を切り捨てなくてはならない状況などはリアリティありすぎで怖いっす。
竹内結子さん、阿部寛さんのコンビは仲間・阿部の「トリック」コンビに匹敵するコンビになってきたね。原作は残っているしぜひ3作目も。堺雅人さんは上手だね。ところで尾美としのりさんと林泰文さんのツーショットに心の中で「おぉっ」と感嘆の叫びを上げてしまったのは私だけ?(笑)
(チネチッタ川崎)
2009.4.6
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