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by はる
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2004年5月以降 人目のご訪問者です。('96.8〜'04.05・・・130,000人位)

「ゴジラ」☆☆☆☆

監督:本多猪四郎
脚本:村田武雄 本多猪四郎
出演:宝田明 平田昭彦 河内桃子 志村喬 堺左千夫 村上冬樹 山本廉 鈴木豊明 馬野都留子 岡部正 小川虎之助 手塚勝己 中島春雄 林幹 恩田清二郎 菅井きん 榊田敬二 高堂國典 東静子 鴨田清 笈川武夫 川合玉江 今泉廉 橘正晃 帯一郎 堤康久 鈴川二郎 池谷三郎

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 映画を日常的に観るようになって(年に二桁観るようになって)20年以上、初めてゴジラ映画を映画館で観てからだとおそらく30年以上(最初の方は記録も記憶もなし)、84年にゴジラが復活して以来の10数本はすべて映画館でリアルタイムで観ているのに、このオリジナル第1作は観ることが無いままここまで来てしまいました。劇場で観れるチャンスを待ち続けること51年(嘘)。しかしその機会は結局訪れず、ついに待ちきれなくなってちっちゃなTVモニターでこの映画を観てしまいました。

 おもしろい。やはり観ておくべき映画でしたね。(遅すぎ(^^;))

 戦後数年。謎の船舶沈没が相次ぎ、続いて海域近くの島で多くの家屋が破壊される事件がおきる。巨大な生物によってなされたと知り調査に訪れた古生物学者たちが遭遇したのは、水爆実験による影響で現れた巨大怪獣ゴジラだった。やがて東京に現れたゴジラは攻撃をものともせず、ひたすら街を破壊して行く。ゴジラを食い止める手立てはあるのか。

 中途半端に科学の進んだ現代を舞台にしてはこの面白さは出せないでしょう。昭和29年の国防力では全く歯がたたず、ただただその破壊力を見守ることしかできずに被害ばかりが拡大していくさまは本当にすごい。最後の最後まで実況を続けようとするラジオアナウンサーや、もうすぐ亡き父親のところに行けるとただそのときを待つ家族の姿は本当に心を打ちます。オキシジェン・デストロイヤーをめぐるやりとりや開発者である芹沢博士の決意と想いなどにも泣いてしまう要素もいっぱいあるし。結構泣ける映画じゃん。
 それにゴジラが全く意思らしきものを持たずにただひたすら本能のままに突き進んでいる姿がとにかく素晴らしい。敵がいないこともあるでしょうが、ただそこにいるだけで脅威となっている様子がとてもよく分かって、これが本当の怪獣映画だよなあと今更ながら感じてしまいます。

 そう言えばゴジラがはっきりと死ぬシーンを見たのって実は珍しいですよね。火口に落ちたり、海溝に沈んだり、異次元に飛ばされたりして生死がはっきりしない結末は何度か見ていますが、こんな明らかに生きてはいないであろう姿になるのは「VSデストロイヤ」でメルトダウンしたくらいだよね。(あれは直後に復活したけど)

 特撮はたしかに過去のレベルでいま作ったとしたら寒い感じかもしれないけど、でもそんなことは全く問題でないでしょう。優れた特撮も大事だけど、一番大切なのは僕らの想像力だよね。どんなにリアルだって今となっては、どうせCGでしょ、ですんじゃうんだから。技術的にはここに描かれるような特撮で充分。迫力も感じるしドラマも感じる。ソウルだよ、ソウル。

 若き日の菅井きんさんが出ているんだけど、一目ではっきりと菅井さんと分かるのがすごいね。(笑)

2005.11.8


 

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