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「ハチミツとクローバー」☆☆☆

監督:高田雅博
脚本:河原雅彦 高田雅博
出演:櫻井翔 蒼井優 伊勢谷友介 加瀬亮 関めぐみ 西田尚美 堺雅人 

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 美大生の竹本はある日美少女はぐみに一目惚れする。はぐみは新入生でそのダイナミックな画風で天才と目されていた。はぐみと近しくなる竹本だったが、そんなおり海外を放浪していたやはり天才と目される8年生で彫刻家の森田が帰国する。

 こっちは恋だと思っていても向こうは恋でもなんでもないなんてことはよくあることで、当事者からするとこんな厄介な状況はマジメに勘弁して頂きたいところでしょうが、逆にだからこそ客観的な他人の恋愛話は面白かったりするわけです。しかもほとんど全ての人はそういった片想いを一度や二度は経験しているでしょうから、この映画の竹本(櫻井くん)やあゆ(関さん)にいたく共感してしまうのです。うんわかるわかる。
 それに対して森田(伊勢谷くん)やはぐみ(蒼井さん)のような天才肌で恋愛も好きになるよりは好きになられるのが普通にしか見えない連中には全く共感も感情移入もできず、どこか遠いところに生きている宇宙人かのごとく理解もできないままどんどん先に行くのを見送るだけです。そもそも彼らがしているのは(僕らがしてきたのと同じ種類としての)恋なのか? 思い悩むのも僕らが想像もつかないような異次元的な脳内シナプス運動なんちゃうかね。
 だから結局僕らはそういったエイリアンに惚れてしまいどうしていいかアタフタする竹本くんには共感できてもやはりエイリアンそのものからは距離をおいてできるだけ関わりを持たないでいるのがやはり1番安全に生き抜く方法だと改めて知るのでした。対抗できるのはシガニー・ウィーバーくらいのものだって。

 しかしそもそも絵心も芸術的センスもヒトカケラも持ちあわせていないこちらとしてはああいった爆発的な芸術はやっぱりしみこんでこない。森田とはぐみでペンキで遊んで描いた絵は芸術なの?(^^;)

 しかしこういう青春恋愛ストーリーを観て毎度同じ感想しか持てない自分が情けないっす。はい恋がしたいっす。(笑)
 いや実際青春時代も遠く過ぎ去ったいまとなっては若さゆえの苦しみも忘れかけてしまっているわけで(^^;)、そうしたらこういう青春映画など観て思うのはひたすら昔自分が情けなくて恥ずかしい恋愛(主に片想いと失恋)をしてきて今があるのかということでしょう。観賞中フラッシュバックするあんなことやこんなこと。あぁ恥ずかしい。(笑) でも全て結局懐かしい思い出です。
 あーでももう一回くらい新しい恥ずかしい思い出があってもいいじゃんかね。もう一回くらい片想いに思い悩んでみてもいいじゃんか。そんな日はくるんかいなあ。片想いでいいんだけどなあ。ちなみに私は妻子持ち。(笑)

 えーところで森田は逮捕されないのか、あれ?

2006.8.1


 

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