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by はる
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「裸の島」☆☆☆☆

監督:新藤兼人
脚本:新藤兼人
出演:乙羽信子 殿山泰司 田中伸二 堀本正紀

  
公式サイト

 昭和30年代。瀬戸内海の周囲約500メートルの一孤島に、中年の夫婦と二人の子供が生活していた。島には水がない。そのため夫婦は日々水を運んでした。

 手漕ぎの小船で小島から本島?へ水を汲みに行く夫婦。推定20Kg程度の桶に2杯ずつ、二人で4杯の水を汲んできて、フラフラしながら小島の高台まで舗装もされない小道を運び上げる。大変だなあ、これで一日分の水になるのかなあとか思って見ていると、再び水を汲みに行く。驚いている間もなく更に再び行く。何度も何度も行くのだ。そして運んできた水で畑の作物に水を撒く。決して狭い畑ではない。一日十回以上も水を汲みに行き、畑まで運び上げ、水を撒く。この夫婦はこれを毎日繰り返しているのだ。
 この映画は1/3以上の時間をかけてこの二人のこの日常を映し出していきます。ここまでしないといけないのか。ここまでする原動力はなんなんだろうか。答えは示されません。とある大きな事件が起きても、結局はこの生活に戻っていくこの家族の姿には衝撃を受けました。
 仕事がつまらないだの、さしたる理由も無いのに辞めてしまうだのという現代の若者たちよ。この映画を観て、自らを見つめなおせ。はい。

 しかし水をこぼした奥さんを殴るシーンは納得いかないなあ。

(TV)

2011.7.18