「年上の女 博多美人の恥じらい」


監督:荒木太郎
脚本:吉行由実
出演:富士川真林 高木耕太 汐音 新郷美奈 松浦浩司 安達栄治 葉月 螢 ぶん 支那海東

 先日以来、ピンク映画好きになりつつある私(^^;)。と言ってもこれは先日のイベントの際にお世話になった荒木監督作品なので、観に行ったのよ。

 博多に住む男子高校生がふと観たピンク映画の主役の女優にあこがれ、しかも本人に出会い、更にいま彼女はあまり幸せでないと知る。彼女が気になって仕方ない少年と、不倫を続ける旦那の後ろ姿をただ見送るだけの彼女。少年の後押しもあり、旦那に本当の自分を知ってもらうため、昔の仕事のことを告白しようとする。

 途中まではものすごく面白くこれはいいなあと思っていたのですが、終盤ちょっと展開についていけなくなり、まあそこそこの評価に落ち着いてしまいました。
 前半は本当にとてもよかったのよ。少年の彼女への気持ちや、それでいながらそんな気持ちとは関係なく同級生と初体験してしまうくだりや、元女優が愛していながら離れていく夫を想い続けているその姿のせつなさ。彼女の昔の映画のラブシーンのいやらしさもなんかよくて、この映画が結構好きになりそうでした。
 でも後半、彼女と高校生がいきなり海辺の波打ち際で結ばれたりする(絵柄的には面白いんだけど、やっぱ不自然で)あたりからちょっと失速。一番よく分からなかったのが、元女優とその旦那の心模様。自分の昔の仕事を旦那に言えずに来た元女優が、それを告白しようと決心した際の気持ち、その手段、そしてそれを受けた夫のそのときの気持ち。僕にはどうにもよく分かりませんでした。

 主演の富士川真林さんは最初はなんか人気女優には見えなかったんだけど、終盤にはそれなりにきれいになっていたのがビックリ。3、4日の撮影だったんだろうけど、その間にずいぶん変ったんじゃないかな。(場面順に撮ってたとしたら、だけどさ)