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by はる
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「ハルフウェイ」☆☆☆

監督:北川悦吏子
脚本:北川悦吏子
出演:北乃きい 岡田将生 溝端淳平 仲里依紗 成宮寛貴 白石美帆 大沢たかお

 北海道に住む高校3年生のヒロは片想いしていたシュウに告られて付き合うことになり大喜び。楽しいときを過ごしてた二人だったが進路の話になるとシュウは言葉を濁していた。しかしヒロはシュウが遠く離れた早稲田大学を目指していることを知ってしまう。

 僕は彼女がいるような高校生活は送っていなかったのでここに描かれたようなコドモ彼女のわがままに振り回されるような経験は無く、あんなんだったら高校時代に彼女なんていなくてよかったなあと思ったりする反面、あんな可愛い彼女だったらわがままやら振り回されるやらも全然OKだなとかも思ったりして男の子って複雑。(笑)
 高校生くらいのときって、恋愛は何よりも重要な要素だったりすることも多くそれによって目指していた人生がずれてしまうことも多いだろうし、そもそも好きな相手と違う学校に行くってこと自体そこまでにはなかなか起きなかったことなのにましてや何百キロも離れてしまうなんてもう今生の別れくらいの衝撃がある出来事だろうから、他のどんな大切なことも見えなくなってしまうのもなんの不思議も無いことでもある。だからまあリアルな映画でもある。ふたりの感情の流れはなかなかスリリングです。
 ほとんどのシーンで即興とアドリブで作られたというけど、それがうまく行っているシーンとそうでもないシーンがあるのは仕方がないね。告白のシーンなんかはイキイキしていて好き。ただグダグダ文句言ってるシーンはうざったい。全体的に観ていて飽きないし楽しい映画なのだけど、気持ちが晴れやかになるような爽やかさにはいまひとつ。それはやっぱり彼女の子供っぽさが超うざったいからだな。

 しかしあの片方が東京の大学を受験するから悩むってのは地方の高校生特有の理由だよね。僕は千葉の高校生だったし元々東京出身だったから東京との距離なんてかけらもイメージできていなかったんだけど、いま住んでいる静岡や、ここに描かれたような北海道、九州なんかの高校生たちは同じような悩みを持っている人も多いんだろうなあ。

 ところでこのタイトルもアドリブから出たものなのかね。だとしたらあまりにも絶妙すぎて恐ろしいくらいだね。

(静岡シネギャラリー)

2009.5.13