監督:森田芳光
脚本:森田芳光
出演:深津絵里 内野聖陽 戸田奈穂 宮下和史 山崎直子
これは凄く良かった。感激した。(ハル)と(ほし)が初めてお互いを実在する人 間だと認識するシーンが有るが、これは我々通信をするものからすると実にリアルだ
と思う。通信上ではそのハンドルをもった人格が本当に存在する人間であるかどうか は100%の自信をもっては判らない。会ってみて初めてその存在に気がつくのだ。
(ハル)と(ほし)は通信という距離感が実に曖昧な環境で知り合い、嘘や冗談を まじえながら語り合い、判り合っていった。お互いの存在を認識した後のこれからの
ふたりが重要なのだと僕は思う。まだまだハッピーエンドじゃないんだからね。
映画としての表現方法はやっぱり斬新だったと思う。ログ画面の時、音ひとつ無いときが多い。得られる情報はスクリーンの文字だけ。観客がみんな完全に同じポイントを見つめてるなんてあんまり無いことだよ。
それにしても「赤い服の女」のシーンは秀逸だと思う。美しすぎる。名シーンだ。あのザラザラした映像は癖になりそう。
目は疲れる(^^;)けど、何度でも観たい映画です。
余談。再認識したけど僕は「はる」であり、「ハル」じゃない。だからか観ているときは自分と同じハンドルなんてことは全然感じなかった。不思議なものです。文字だけの世界である通信上は表記も重要なんだね。やっぱり。