監督:中田秀夫
脚本:中村義洋 鈴木謙一
出演:黒木 瞳 菅野莉央 小口美澪 小日向文世 小木茂光 徳井 優 水川あさみ
同じ原作者、同じ監督の「リング」を気に入っている人は、この映画にもめちゃくちゃな怖さを期待するでしょう。僕もそうでした。「リング」にトラウマになりそうなくらいの恐怖を感じた僕が、なぜかまた同じような恐怖を期待して観に行ってしまう。不思議なものです。
また「リング」をさほど評価しない人で、この映画に期待する人は少ないかもしれません。宣伝や予告で見る限り、怖さで「リング」の上を行くか、届かないかだけが見所のような気さえさせます。この映画を観に行く人のほとんどは、どのくらい怖がらせてくれるのかを期待しながら行くのではないでしょうか。でもその期待はもしかしたら打ち砕かれるかもしれません。この映画は怖さだけを追い求めた映画ではありませんでした。母と娘の愛情を描いたものです。
たしかに中盤まで何やら得体の知れない現象が続き、天井の染み、赤いバッグ、エレベーター、そして忍び寄る足などに生理的な恐怖を覚えることはあります。また事の真相やクライマックスの展開も、考えたら相当怖い。できればあんなアパートにだけは引っ越したくありません。(^^;)
しかし終盤の展開は結構意外でした。あんな母親の愛情の表現方法があるんですね。ちょっとばかし感動しました。
なんにせよ怖さだけを追い求めた映画ではないので、トラウマになるようなことはなくて良かったです。 (笑)
それにしても郁子役の菅野莉央ちゃんの表現力にはビックリ。本当に子役は恐ろしい。