監督:辻仁成
脚本:辻仁成
出演:武田真治 大浦龍宇一 yuma 津田寛治 不二子
生まれてこのかた一度も怒ったことのない青年”ほとけ”の物語。序盤に本人のモノローグでもそう言っていますので、劇中の本人もそういう認識なのでしょう。と言うわりには中盤からすでに結構怒っているけどそれを胸に秘めているだけというような描写がチラホラ。たしかに彼を取り巻く境遇は彼が想いを寄せる少女のそれを含めても怒るべき事柄の嵐。でもやはり”怒らない青年の話”を明言するなら、終盤まではかけらもそんなそぶりは見せず、怒るにしても最後の最後に耐え切れなくなって爆発、みたいな展開でないとなんとなく違和感を感じてしまいます。
そういう大前提の部分で疑問を持っちゃったこともあって、話にはあまり入っていけませんでした。ハードな展開があまり好みでなかったこともあるかな。
それから主要人物に大きな秘密を持っている人がいる(観客には中盤で秘密が解けるが劇中ではキーとなる)んだけど、あの生活ぶりで秘密を保ち続けていられるとは到底思えないよ。ちょっと雑なところがある気がしてしまいました。
と言うことでいまひとつかな。