「ICHI」☆☆☆
監督:曽利文彦
脚本:浅野妙子
出演:綾瀬はるか 大沢たかお 中村獅童 窪塚洋介 柄本明 竹内力 利重剛 佐田真由美 島綾佑 杉本哲太 横山めぐみ 渡辺えり
盲目の少女「離れ瞽女」の市は一人で旅をしていた。ある時暴漢に教われそうになる市の前に一人の侍の十馬が現れ止めに入るが、いざとなると十馬は刀を抜くことができない。しかしそのとき、仕込み杖を抜いて瞬く間に男たちを斬り捨ててしまったのは市だった。
「もし市が若い女の子だったら」という一瞬で閃いたシャレのような企画を、そのままの勢いで実現までもっていってしまった熱意と情熱、行動力や統率力は大したものだなあと感心はしてしまいます。次は子連れ狼を母娘にするとか、水戸黄門がお婆ちゃんだったとかやってみませんか。でもほらこれからどんなんやっても二番煎じだよね。結局は最初にやっちゃったもん勝ちなのだ。
という企画力80%あとは20%といったこの映画ですが、やっぱり内容もそれ以上の枠は抜け出せていない感じでした。盲目の女の子なら身体も狙われるだろうとか、若い子ならば恋もするだろうとか、何でこんな若い子が剣に長けているんだろうとかいろいろ考えているのは分かるけど、でも結局みんな誰でも考えそうなことばかり。恋の相手がけっこう情けないとか探していた人が実は、とかもありますが、それがこっちに衝撃を与えるような要因には全くならず。
まあ殺陣とかはしっかりしているし、話も破綻しているわけではないし、綾瀬はるか嬢も魅力的なので退屈するほどではありませんが、絶賛するほどではなかったかな。
(静岡有楽座)
2008.11.14
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