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「無花果の顔」☆☆

監督:桃井かおり
脚本:桃井かおり
出演:桃井かおり 山田花子 石倉三郎 高橋克実 岩松了 光石研 渡辺真起子 HIROYUKI 

 何気ない日常を送る普通の4人家族。ある日工務会社に勤める父親が泊まり込みで仕事に出るが、どこの現場かはっきりと家族に伝えない。娘が様子を見に行くと他人の手抜き工事を内緒で補修しているらしい。やがて帰ってくるが、そのあとはもっと大きな出来事が待っていた。

 大女優桃井かおりがオムニバスをのぞけば初メガホンを取った長編映画。過去の現場からいろいろなことを吸収しまくってこの映画に活かしているんだろうなあ、とは思う。でもそのサービス精神を詰め込み過ぎなのではないかなともちょっと思う。そのシーンそのカットでこうすればきっと面白いんではないかと考えに考えて少しずつ作り上げていった感じ。それが面白いシーンもあるんだけど、半分以上は空回り気味かも。
 何をどう見せたいのか、これから何を伝えたいのかが特に前半は全く分かりません。笑わせようとしているのかもしれないと思いながらもあまり笑えず、何か意味がありそうと思えるシーンの意味もやっぱり分からない。前半のお父さんの内緒の仕事とかコンビニの店員とかって結局どんな意味があったのかなあ。

 それでも中盤以降の展開はかなり意表をつかれました。思いがけない展開に驚かされ少し感心したんだけど、前半でワケ分からなくなっていたのでどう咀嚼していけばいいのか結局分かりませんでした。

 主演と言えば主演の山田花子さんは別にこれと言った特徴も魅力もなく、ただ下手なだけの女に見えちゃっているのが残念。普段は面白いのにね。あれがキャスティングでなくオーディションだったというのは少し驚きでもあるけど。桃井さんはさすがに女優としては超一流で見事。石倉三郎さんの存在感も素晴らしい。
 さて桃井監督は次もあるのでしょうか。

2006.12.30


 

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