「インストール」☆☆☆☆
監督:片岡K
脚本:大森美香
出演:上戸 彩 神木隆之介 小島 聖 田中好子 中村七之助 菊川 怜
日本人の男はロリコン傾向が強く、AV女優なども成熟しきったセクシーな大人の女よりもまだ幼さを残したいかにも少女っぽい子のほうが人気が高いことが多いようです。これは一見では性的なイメージを持たせない少女が実はすっごいことをしてしまうギャップが世のロリコン男性を惹きつけるからに他ならないでしょう。この傾向はAVとまで行かなくともグラビアアイドルなどでも見て取れ、普段は清楚で幼いイメージの少女が水着になるとスタイル抜群(主に巨乳)だったりすると人気爆発したりするのです。
上戸彩さんは僕からすると「金八先生」「あずみ」などでのボーイッシュなイメージが強く、また水着グラビアなども全く見かけないことから、顔や声で女の子の器を持ってはいるもののどこか中性的でセクシャリティからはかけ離れた存在でした。可愛いと思うし、歌も好きでCDとか聞いてたりするんですが、他の若いタレントになら多少なりとも持つであろうようなエッチっぽい感覚を彼女にはほとんど持っていませんでした。
そ、その上戸さんを制服で仰向けに寝かせてみたり、性的に興奮したさまをナレーションで言わせてみたり、子供相手とはいえおっぱい触らせてみたり。いや別にさほど過激なことしてるわけじゃないんだけどね。現代社会において、映画でもネットでも現実においてであっても、もっともっと衝撃的な性的冒険はいたるところに満ち溢れているのよ。こんなことはたわいない。でもなぜ、こんなことがこんなに楽しく思えてしまうんでしょう。それはやはり僕が上戸さんにほとんどセクシャルな感覚を持っていなかったところに、わずかなセクシャリティを突きつけられたことで心動かされたんでしょう。
これは”上戸彩”だから生じた楽しみです。だからこれはキャスティングの勝利。上戸さんのこれまでのキャリアがこの映画のために活きているのです。
わかった!これが「萌え」だ。「萌え」ているんだ。って、どうしよう、「萌え」ちゃったよ。あああああ。(笑)
でもそれだけの映画なんだろうか、、、。(^^;)
ある日何かが壊れて部屋の中の物をすべて捨てた上に、登校拒否となった女子高生。彼女が捨てたパソコンを貰い受けた小学生に誘われ、日中にエロチャットのバイトを始めた。最初は単純な興味だけではじめた彼女だったが、だんだんとコツを覚えその世界の深さを知るうちだんだんと気持ちが開放されていく。
全体を通して見ると、実のところ何も起きていないんです。大きな事件はなく、大きな変化もなく、大きな成長もない。普通の女子高生がちょっと日常から外れたものの、非日常の生活を続けるうちに気持ちの変化を覚えてまた日常に帰っていくという話です。
上に書いたような萌え萌えな描写もありますが、それに加えて女子高生の標本やらちょっと臭うディナーと言った映像的な面白さ、女子高生と小学生の掛け合いの面白さなどの、場面場面の魅力に満ちた、観ていて気持ちのいい映画でした。僕は好きです。
でも誰でも楽しめる映画ではないかもしれませんね。(^^;)
2005.5.15
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