「仮面学園」


監督:小松隆志
脚本:
橋本裕志
出演:黒須麻耶 
藤原竜也 渡辺いっけい 石垣佑磨 栗山千明

 仮面をかぶることで”自分”を隠し他の人格を得る少年少女たちの描写はなかなか面白い。彼らがどんどん増殖していくのも面白い。同族意識みたいなものの中で力をためていく姿も興味深いね。実際の世の中での流行の流れもあれと似たようなものでしょう。やはりみんな、集団の中ほど安心することも多いのだ。
 と、このあたりが描かれている前半はたいへん面白い。しかしながら殺人事件が起き、その推理的な話になってくるとなんか妙につまらなくなってしまった。これは単に僕の好みの問題かもしれないけど、そんな陳腐な事件よりも、仮面の増殖にはもっと深い集団意思があるはずで、そちらの方を解決して欲しかった。
 それにもうあそこまで集団化していたら、たった一人のカリスマ仮面モデルの力なんか超越しているはず。彼女はもう既にきっかけでしかないはずなのに、元凶のように扱われていたのは不満でした。

 「ブギーポップ〜」に続いて大役の黒須麻耶さんは期待の星なのかな。個人的には友人のチューヤン似(笑)の石垣佑磨くんがお気に入りかも。