「神様のパズル」☆☆☆☆
監督:三池崇史
脚本:NAKA雅MURA
出演:市原隼人 谷村美月 松本莉◯央 田中幸太朗 岩尾望 黄川田将也 石田ゆり子
双子の弟・喜一が海外旅行に行く間、残された基一は弟の代わりにゼミに出席することになる。基一は同じゼミでありながらほとんど顔を出さない女子学生・穂瑞沙羅華をゼミに参加させるように頼まれ、彼女を訪ねるが、沙羅華はかなり個性的。基一と沙羅華は共に「宇宙を人間は作れるのか」という命題に挑むことになる。
観終わって帰ったら、この映画ってどんな映画って聞かれたのですが返答に困りました。この映画のジャンルって何? コメディ、ラブストーリー、ドタバタ、SF、青春、アクション、サスペンス、社会風刺、、、いろいろ浮かぶものの結局どれでもなく、でも全てでもある。超ジャンルレスかつ超ジャンルフルなごちゃまぜムービーでありながら、とっちらかった印象の全くないとてもよくできた楽しい映画でした。好きです。
面白かったのは宇宙のでき方作り方を徹底的に討論するシーン。ともすれば観客を完全に置き去りにしてしまいそうな内容でありながら、科学素人である主人公の口を介することでその難しさのハードルをほとんどなくしてとても解りやすくなっているため、その議論がすんなり入って来るのが嬉しかった。こんなに理系心をくすぐる映画は珍しいです。これで宇宙に興味を持つ人もいるでしょう。
僕は地球が奇跡的な存在であることは認識していましたが、宇宙というものはあまりにも大きすぎてこんなにも奇跡的な存在であることを考えたこともありませんでした。それを知っただけでも大収穫です。本当にちょっとだけ、人間にも宇宙を作ることができるのかもって思いました。
僕は三池さんのシャカシャカした映像感覚があまり好きではないのですが、この映画ではそれもなかなか合ってた気がしています。笑えるシーンはきちんと笑えるし、サスペンスフルなシーンはきちんとドキドキしました。ついでに言えば谷村美月さんの胸元にもドキドキしましたが。(笑)
実は終盤いいところで上映事故があり、集中力がそがれてしまったのが残念。クライマックスで一瞬出来上がったものをきちんと観ることができなかったんだけど、どんなだったんだろう。
(静岡東映)
2008.6.22
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