「かもめ食堂」☆☆☆
監督:荻上直子
脚本:荻上直子
出演:小林聡美 片桐はいり もたいまさこ ヤルッコ・ニエミ タリア・マルクス マルック・ペルトラ
フィンランドで日本食レストラン”かもめ食堂”を開いたサチエだったが、何週間もたってもお客さんはたったの一人。その日本かぶれの少年客にガッチャマンの歌の歌詞を尋ねられ、答えられなかったサチエはふと目にした日本人観光客のミドリにその歌詞を聞く。ミドリは日本を飛び出しふらりとフィンランドに当てもなく訪れていた。やがてミドリは給料はいらないからとかもめ食堂を手伝うようになり、そうしているうちぽつぽつとお客さんもやってくるようになる。
ある意味とても憧れてしまう世界。サチエのように、自分のペースで自分のしたいことを自分のしたいようにして生きていくのはとても理想的。とてもうらやましいです。あんなふうに生きてみたいです。もちろん異国で食堂を営むなんてこと自体は僕がしたいことではないので、ただこの映画からは幸せなゆっくりと流れる時間を少しだけ分けてもらえるだけでいいのですが。
大体僕はスローライフには向いていないもんね。映画や音楽やテレビやパソコンやインターネットやスポーツ観戦やマンガや甘いものや女の子なんかが大好きな俗俗しい人生を歩む僕が、それらをすべて捨て去ってただ時間に身を任せるような生き方ができるわけがないもんね。うらやましいのは「好きなことだけをしている」という部分のみ。なかなかできないんだよね、これが。
ふわーっと流れる緩やかな時間をただ受け止められる映画。感動も衝撃もない。爆笑もない。でもふふっとちょっと微笑んでしまい、ほっと暖かい感じにも包まれるような優しい映画でした。
女性客を中心に大ヒット。会社の女の子が大絶賛していましたが、僕はそこそこ。男よりも女の人に受けるようです。
2006.6.2
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