「歓喜の歌」☆☆☆☆
監督:松岡錠司
脚本: 松岡錠司 真辺克彦
出演:小林薫 安田成美 浅田美代子 伊藤淳史 田中哲司 於保佐代子 由紀さおり 藤田弓子 根岸季衣 光石研 塩見三省 笹野高史 筒井道隆 渡辺美佐子 片桐はいり 平澤由美 でんでん 土屋久美子 峯村リエ 安田祥子 立川談志 立川志の輔 浪岡一喜 朝倉あき 山本浩司 江本純子 アンナ・カネキ 野嵜好美 吉井有子
12月30日。市民ホールで主任を努める飯塚は翌日の大晦日の夜によく似た名前のふたつのコーラスグループに会場ををダブルブッキングしてしまったことに気付く。もう既にそれぞれ数百人の観客を集めてしまっている両グループはどちらも譲ることはできない。どうすればいいのか分からない飯塚に更に問題がふりかかる。
うん、面白い。主人公がいいかげんなオッサンで、しかも自体のほとんどがその不真面目さと無責任さから来ていていいところなんかカケラも見つけられないにも関わらず、最後に全てが丸く治まるとその主任さんまでいとおしく感じてしまうのは何故?(^^;) まあ実際にはあまり付き合いたくない人ではあります。
一番好感が持てるのは、ダブルブッキングを理不尽な矛先で怒りだす人がいないことですね。すなわち両グループ間に目立った諍いが起きないのです。よくこういうのはお互いが傷つけあいそうな一悶着後にお互いを理解していくと言ったパターンが多いと思うのだけど、ここではお互いを尊重しつつ、お互いを気遣いつつ答えを見つけていこうとします。なんかそれがとても嬉しかったです。だってどっちも悪くないんだもんね。
残念だったのは、最後の大合唱をもっと盛り上げることができたんじゃないかと言うことかな。「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」「フラガール」などはラストの演技披露をじっくり映すことで感動を倍増させて終わらせました。でもここの大合唱は他のエピソードを挟み込みながら。まあそっちのエピソードも必要なんだろうなとは思うけど、大合唱が終わってからエピローグ的に進めればいい程度のものだったので、やっぱり並行描写は感動を薄くするだけに思いました。惜しい!
それにしても安田成美さんが強烈だったなあ。えっ強烈?と思った人はさあ観てみよう。安田さんの素晴らしき舞が見れます。(笑) 小林薫さんは情けない男がうますぎだね。
(静岡シネギャラリー)
2008.3.10
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