「感染」


監督:落合正幸
脚本:落合正幸
出演:佐藤浩市 高嶋政伸 南 果歩 佐野史郎 木村多江 真木よう子 星野真里 モロ師岡 山崎樹範 草村礼子 羽田美智子

 とりあえず最初に書いちゃうけど、ラストの5分間は蛇足。あの5分間がなければ、この映画の評価はもうワンランク上がったでしょう。非常にもったいない。あの5分のために映画の構成自体が成立しなくなってないか?
 怖い映画は「わけ分かんないところが怖い」ものもあれば「怖かったけど、振り返れば納得」みたいなものあるのよ。「回路」「呪怨」なんかは前者寄りだし、「リング」や「催眠」なんかは後者寄り。この映画はせっかく後者で落ち着きそうだったところを無理やり前者に引きもどそうとして大失敗しているよう。そう行くなら後者の流れにもってっちゃだめだよ。

 ということで最後の最後にちょっとガッカリしたものの、そこまでは非常に面白くてはまりました。序盤の病院内の事情やそれに伴う人間関係のもつれ方、そこから誘引された突発的な事故への流れ、事故後の人々の思惑と気持ちの動き、突然襲い来る超常的な恐怖。どれもみなサスペンスフルで素晴らしい。まさに先が読めない展開で圧倒されてしまいました。非常に面白かったです。(最後の5分までは) 特に一番興味深かったシーンは事故の直後のシーンかな。あとはポツンと置かれた謎の患者。ぞぞぞっぞ〜〜〜と言う感じ。

 出演陣は本当に豪華で、メインキャストはここもあそこも知った顔のオンパレード(上記参照)。次から次へと知った顔が出てきてそれだけでもびっくり。研修医?の山崎樹範さんを除けば全員顔と名前が一致するぞ。東宝もこのシリーズは相当力入れている
らしいね。
 そんななか私のお気に入りは「花とアリス」の好演も記憶に新しい木村多江さんと、「修羅雪姫」「バトルロワイアルII」とほとんどセリフがなかったのでほとんどはじめて本格的にお芝居しているところを見た(笑)真木よう子さん。あとは私がおばあちゃんの中では(笑)一番好きな草村礼子さんかな。あと、病室から出てきた星野真里さんのしぐさは要チェックだ! もちろん主演男優陣もよかったですよん。



2004.10