「家族ゲーム」


監督:森田芳光
脚本:森田芳光
出演:松田優作 宮川一郎太 伊丹十三 由紀さおり 戸川純

 この映画は不思議な空気が流れているなあと言う印象です。その雰囲気に押し込まれてつい笑ってしまうんだけど、改めて思い直すと僕には結構分からない所もありました。ノートいっぱいに書かれた「夕暮れ」は結局何を意味していたのかとか、ラストのヘリコプターの音とか。ただそれはあまり気になってないんですけど。
 松田優作さんがいいですよね。一見なに考えてるんだか分からないあの存在感は圧倒的。中学生役の宮川一郎太さんもうまい。「自分の家のことばかりでなくたまには人の家のことも考えてくださいよ」と泣く戸川純さんもインパクトありました(笑)。
 TVで放映されたときラストの横一列の晩餐シーンがカットされたのは有名な話ですが、やっぱりあれにはびっくりしました。森田監督自らがはさみを入れたとのこと。その決断には恐れ入りました。あの頃はカットが普通でしたからね。このことが最近のノーカット放映の普及に大きな要因になっていたのかも知れません。
 
それにしてもいまだにテーブルに横に数人並ぶと「家族ゲーム」的と言われる。すごい映画だ。(笑)