監督:崔 洋一
脚本:崔 洋一 鄭 義信 中村義洋
出演:山崎 努 香川照之 田口トモロヲ 松重 豊 村松利史 大杉 漣 窪塚洋介 椎名桔平
この映画はイカンです。何がイカンかって、刑務所が楽しそうに見えてしまうこと。この映画のコピー「一週間くらいなら入ってみたい」とあるように、ちょっと覗いて見てみたい衝動がむくむくと生じてしまう。そしてなんと言っても、心から生活に困ったら軽い罪を犯して、刑務所に入っちゃえばもう後は安心、みたいにも感じてしまうじゃない。シャバがこれだけツライ時代になってくると、それもひとつの賢い選択肢でしょう。天涯孤独で会いたい人がいない、ムショ帰りという他人の目も気にならない、そんなひとはさあ、他人にはあまり迷惑のかからない犯罪(単なる覚醒剤所持とか、公然ワイセツとか)で刑務所にGO!だ。まあ、そんな簡単に入れるとは思えないけど。(^^;)
しかし映画は面白かった。大きな展開はなく淡々と進んでいく描写のひとつひとつがとにかく面白く、上映中ずっとクスクス笑いどおしでした。たわいのない会話や質素な食事が本当に楽しそうに見え、厳しい規律やバカバカしいほどの規則などもものすごく興味深い。山崎さんのほのぼのとしたペースがまた絶妙で、ナレーションがまたいいんだ。本当に楽しい映画でした。
次はぜひ女子牢編も作って欲しいです。いや、いやらしい意味ではなく(^^;)、あんなバカバカしく描写されちゃう生活を女の人がどうしているのか見てみたいです。