監督:荒木太郎
脚本:内藤忠司
出演:林由美香 松川芽生 坂本ちえ 谷畑 聡 なかみつせいじ 野上正義 滝川恋之助 荒木太郎
この映画は人気シリーズ「キャラバン野郎」シリーズの9作目に当たる映画だそうです。といっても僕は同日に7作目1本を観ただけで、だからこのシリーズにこの時点で思い入れは全くなかったと言えます。でもこうやって2本観て、そのちょっとしたつながりなどに触れてしまうと、なんか他の7本も観てみたくなりますね。いつの日か観れるでしょうか。
このシリーズはキャラバンで旅する真二くんがその先々で出会ういろんな女性達のお話だそうですが、それでも必ず登場するのは元彼女の花枝。この映画は真二と出会う前の花枝とその家族、また二人の出会いを描いているエピソード0。ただそれを知らなかったので、僕は同じ名前で映画ごとにいろんな設定を描いているのかと思って観ていました。実は時代が戻っているのです。
花枝には父親と妹がいて、その父親は二人の娘がいても平気で家にナンパした女子高生を連れ込みエッチしているような破天荒さ。妹は浪費家でもあるこの父親の支払いを稼ぐために勤め先の床屋の主人に身体をまかせている。そして花枝は小さなバーのママをしているが、ときどきお金を取って男と寝たりしているらしい。
そんな中、ある日バーに現れた花枝の初体験の相手が現れる。またやり直したいという彼に、花枝は彼を突き放し、妹の蝶子と付き合うように薦める。その後、件の女子高生のアニキに怒鳴り込まれて逃げる父親、偶然出会った真二と花枝、好きだった姉の元恋人と蝶子、それぞれがそれぞれに道を歩み始める、と言うお話。
シリーズを始めて観たものとしては、めちゃくちゃ面白いと言うことはありませんでしたが、きっとシリーズのファンにとってはこういった物語の最初を描いてくれると言うのはちょっと嬉しいはず。そういった環境で僕も観たかったと思います。
インパクトがあったのは娘二人が家に帰ると父親が女子高生とエッチの真っ最中で、しかも娘達はやれやれまたか、という表情でもくもくとおでんを作るというシチュエーション。しかもそのあとでその女子高生まで一緒に食卓を囲んでしまう訳で、こんなことがこの家族では普段から何回も繰り返されてきたんだろうなと思わせるところが凄い。そのエッチシーン自体も畳の間にシートをひいて簡易プールに水を張ってその中でセッケンまみれと言うもの。おいおいお風呂でやれよ、と思うけど、絶対せまいお風呂の中よりそっちのほうが楽しいもんね、見た目にも、するほうも。(笑) みんな分かっているけど、普通は実行に移さないだけでしょう。そういう親父なんだとよく分かったよ。
さて、この映画は僕の地元静岡・清水でオールロケ。と言ってもメインは僕の行動範囲からはちょっと外れた三保(天女が降りてきたところです)のほうらしく、いまひとつ見知った風景は少なかったです。ただひとつだけ、静岡ピカデリーの屋上でのラブシーンがあったのが驚いた。下にはけっこう車が走っているのが分かる時間帯。聞いたら撮影時には道路反対側のオリオン座に裸の林由美香さんの影がバッチリ映っていたとのこと。見に行きたかったです。(笑)