「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」☆☆☆
監督:ムトウユージ
脚本:ムトウユージ きむらひでふみ
出演(声):矢島晶子 ならはしみき 藤原啓治 こおろぎさとみ 村井国夫 坂井真紀 波田陽区
しんちゃん映画には2パターンあって、明らかに子供向けメインなものと大人をもターゲットに巻き込んだものがあります。「嵐を呼ぶジャングル」「栄光のヤキニクロード」などは前者で、「ブタのヒヅメ大作戦」「オトナ帝国の逆襲」「アッパレ戦国大合戦」などは間違いなく後者。去年の「嵐を呼ぶカスカベボーイズ」も後者よりでした。そして今年は今までにないほどに前者でした。楽しくて笑えるけど、今回はわざわざ「大人が」「一人で」「お金出して」「劇場に足を運ぶ」映画ではなかったように思います。まあもちろん、僕の場合は後悔とかまったくしないのですが。
突如未来から現れたミライマンに導かれ、野原家の人々が3分間だけヒーロー、ヒロインになって街を破壊する怪獣たちと戦うことになる。怪獣と戦うのはもうひとつの世界で、その3分間で怪獣を倒せない場合はそれが現実となって世界が滅んでしまう。思い通りのカッコいい姿になれるヒーロー、ヒロインの世界にどっぷりはまりノリノリで怪獣たちを倒していく野原家の4人(とポチ)。しかし怪獣たちはだんだんと強くなっていき、ついにはどんな攻撃も跳ね返す最強の怪獣が現れる。
話のほとんどがこの素っ頓狂な怪獣たちとヒーローと化したひろしやみさえ、しんちゃん、ひまわりの戦いで、あの手この手で現れるバリエーション豊かなその戦いぶりに子供たちは大うけしていました。それらはもちろん大人が観ても馬鹿らしくて笑っちゃうものが多く、まあ単純に楽しめるということでは何の問題もないでしょうね。充分及第点です。ただ僕らがしんちゃん映画に求めているレベルが高すぎるんだよね。これって結構不幸なことで、それだけに製作者側も中途半端に大人をうならせようとして失敗するよりは今回は徹底的に子供向きに特化したのでしょう。そういう意味では狙いは成功しているのではないかな。大人向きではないという事だけで。
そうそう、序盤の朝のみさえには笑った。
それにしても公開時期の関係とは言え波田陽区さんの出演は半年遅かったとしか言えない感じ。半年早ければ大うけだったでしょう。じゃなきゃどっちかって言えば青木さやかさんあたりが出てきて「どこ見てんのよ!」とか言わせた方がしんちゃんワールドには合ってたかも。(^^;)
2005.5.6
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