「黒い家」


監督:森田芳光
脚本:大森寿美男
出演:内野聖陽 大竹しのぶ 西村雅彦 田中美里


 怖さだけを狙っているのではなく、笑わせる、ということにも重点を置いているんでしょうね。おかげで人物設定のようなものがかなりおざなりになっている気がします。どうしてああいう人たちが出来上がっていったのか、ということはほとんど放棄している(と言うか、生まれつき、ということなのかな)ので、ただただ不条理感だけが残るのだ。バックグラウンドがないのよね。それが狙いなのかもしれないけど、単に犯人が暴れまわる描写を楽しむだけの映画になってしまっているのが残念でした。
 ただその暴れまわってる描写が、それでも面白くて退屈しないのでそれもまたよしというところなのかもしれない。要するに怪獣映画を観ている感覚なのだ。ラストの大立ち回りなどは、どきどきしながら観ちゃったよ。
 それにしてもあの二人の子供は、それまであの家でフツーに暮していたんだろうか。だとしたらその生活に興味アリだなあ。あの子供の人格を見たかった。

 それにしても、怖いよ、大竹しのぶさん。貞子より怖えよ。(笑)

 そういえば山崎まさよし。エンドロールで出演シーンが分かったけど、出ているなんてことすっかり忘れてた事もあって、全然気が付きませんでした。確認したい〜。(笑)