「教師失格 濡れて流れて」


監督:関根和美
脚本:関根和美 寺嶋 亮
出演:佐々木麻由子 手塚美紗 中村 拓 岡田謙一郎 小林三三男

 2001年の初公開時のタイトルは『教師みさお/舐めてあげる』だったらしい。ピンク映画にありがちな、タイトルだけ変えて再公開した模様。

 1本目と3本目が観たかった3本立ての2本目。1時間だからまあいいかと思い間にはさんで観た形なので期待はほどほどでしたが、そのせいもあってか結構楽しめました。

 半年ごとに職場を変えている女教師(ってそんなこと可能なのかは、ともかく(^^;))。生き別れになっていた父親と2ヶ月前に偶然再会し、いまは一緒に住んでいる。彼女の補習の授業をうける男子高校生は彼女との情事を妄想するほどに本気で想いを寄せていた。その男子高校生に思いを寄せて身を任せる女子高生。そして女教師は大きな秘密を抱えていた。
 って、あらすじで紹介しきれているかねえ。わりと複雑なのよ。多少ネタバラすと、再会した父親は実の父親ではないし、女教師は大きなトラウマを抱えていてそれがいまの生活に大きな影響を与えているし、そんなこととは関係あるようなないような展開で男子高校生は彼女を襲う。彼に思いを寄せる女子高生の行動もポイントになって4人の関係はドロドロと絡み合ったまま、衝撃的な事実が発覚してこれまた衝撃的な結末を迎える。イヤ、実は僕自身この予想だにしない展開には結構驚いたのよ。非常にスリリングでドキドキさせてもらいました。おもしろいです。

 印象深いのはその”父親”と女教師の関係。”父親”であるはずなのに身体の関係を持ってしまう二人にはまず結構な驚き。最初に高校生の妄想シーンがあったのでこれも妄想かと思いきやそうではない。しかもそれが単なる近親相姦ではないというのも面白い。そうなる必然性についても納得しちゃう。こうして書けば書くほど面白いところばかり書けちゃうってことはやはり面白かったんでしょうな。
 願わくばもう少し好みの女優陣だったらよかったんだけど。(^^;)

 ポスターで大きく顔が写っていたのは女子高生の方で、しかも遠景には女子高生と女教師のキスカット。でもそんなシーンは一切ありませんでした。(笑)



2004.9