監督:福谷 修
脚本:福谷 修
出演:金子梅華 高藤健五 祖父江唯 西 冬彦 高橋亜子 大友麻帆
お互い中央線沿線に住んでいるのに、合おうとすると不思議と合えなくなる。事故で電車が止まったり、急な予定が入ったり。初対面で意気投合し、お互いに惹かれているはずなのに。
中央線って、なぜか異常に事故・自殺が多いそうですね。しかしなぜかは分からない。理由は無い、と言ってもいいくらいだそうで。この映画の中でも偶然撮影に成功したと言う実際の自殺処理の映像が写されています。他の沿線だったらそんなのに当たるなんて、本当に難しいとか。(もちろん運がいい、とは思いませんが、、、)
会いたいはずのふたりが中央線の壁に阻まれ会えない。ふたりは電車の中でキスをしていた。その二人はもう会えないという伝説があるらしい。この映画ではその謎に挑もうとしています。もちろん事実現象として論理的に立ち向かうと言うスタンスではなく、都市伝説として何か大きな力が働いているのでは、という仮説の元です。井の頭公園のボートとか、シンデレラ城ミステリーツアーとかのように。(ってみんな知ってる伝説か?(^^;))
ただその謎を追及する過程が、僕にはいま一つよく分からなかったのでした。ストーリーテラー的な主人公の女友達は存在感がありなかなか面白いのだけど、彼女がその"レイズライン"の謎にどう関わっているのか、なぜそう言ったことを知っているのか、いま一つすっきりしなかった。ラストの展開もああやっぱりねというところ。
でもまあ、面白かったです。二人がはじめて会って意気投合するシーンの台詞回しや、女友達の謎めいたアルバイトの中身、ある狙いをつけてカメラを構えつづける男の描写など。細かいエッセンスが微妙に効いていていい感じにはなっていると思います。
ところでJR構内・車内のシーンは全編ゲリラ撮影とのこと。ちょっと前は駅で集団自殺をする「自殺サークル」がそうでしたね。あそこまで過激ではないにせよ、やはり中央線は事故が多いなんて前提の映画は許可がおりないのね。テーマ的に難しいとは思うけど、石原都知事様、そのへんも御考慮よろしくね。(笑)