「幻の湖」☆☆☆
監督:橋本忍
脚本:橋本忍
出演:南條玲子 隆大介 光田昌弘 長谷川初範 かたせ梨乃 デビ・カムダ 室田日出男 谷幹一 北村和夫 仲谷昇 下条アトム 星野知子 大滝秀治 宮口精二 関根恵子 北大路欣也

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雄琴のトルコ(当時)”湖の城”で源氏名お市として働く道子は、愛犬のシロと共にジョギングするのが日課となっていた。しかしある日、シロが撲殺体として発見される。復讐の炎をたぎらせた道子は上京し、執念で犯人を突き止める。道子は得意なマラソンで犯人日夏を走り倒そうとするが逆に振り放されてしまい、落胆して雄琴に帰り結婚を決意する。しかし偶然にも最後の客として道子の前に現れたのは日夏であった。ふたりの劇走が再び始まった。
カルトな迷作として絶大な支持を集めているこの映画。実は'82年の公開当時から観たいなあと思っていたのに観れずにいて、10年くらい前に中野で一回観る機会があったんだけど2時間44分の立ち見に(疲れていたこともあり)怖気づいて取りやめたのを最後にその機会は失われていました。しかしやっと観ることができましたよ。DVDは偉大ですなあ。
そのときがどうだったかは知る由もありませんが、上映会などでいま観ると、場内は爆笑につぐ爆笑と聞いたことがあります。たしかに上に書いたようなあらすじをなぞっただけでも物語は迷走し続けていますし、謎のアメリカ諜報機関員らしきソープ嬢の登場とか、刺すはずで追いかけていながら追い抜いてしまうとか、現代部分と密接に関係があるかどうか微妙な戦国時代の悲劇を延々と描写するとか、いきなりスペースシャトルが飛ぶとか、たぶんここでみんな笑うんだろうなと思えるシーンはいくらでもありました。
まあ夜中に一人で観ているときと満員の劇場で盛り上がって観るときでは心の持ちようがぜんぜん違うので、さすがに爆笑とかはしませんでした。たぶん劇場で観るのとは違う印象を受ける映画の筆頭なのではないかなともチト思う。
あらすじや描写は突飛だけど、愛犬を殺されても犯人を罰することができないと知った女性が、追い詰められて少しおかしくなっていく中で、それでも幸せをつかもうとした矢先に再び犯人に出くわして感情を爆発するという話と読み取れば、さほどぶっ飛んだものでもないんだよね。たぶん予め聞いていた評判を抜きにすれば、そこそこ以上の強い印象は残らないで終わった映画かもしれません。僕にはこれを「すげえ!!!」と評する力は持ってないですね。話がどんどんズレまくっていく割にはほとんど退屈しないで一気に観れてしまったし、これはこれで嫌いな映画ではないです。もちろん特段好きでもないです。(^^;)
でもマラソンは白熱して見れました。(爆)
しかしスペースシャトル船外から見た琵琶湖はあまりにも大きいいっしょ。あれじゃあ飛行機から見るのよりもでかいんじゃないか?(^^;)
ところで時代劇パートに出てくる星野知子さんが妙にかわいい。(笑) あと謎の外人ソープ嬢を演じるデビ・カムダさんがもしかして昔のデビ夫人なのでは?と思いながら観てしまったんだけど、そういう情報は見つからないのでたぶん違うよね。
(DVD)
2007.5.12
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