監督:平山秀幸
脚本:奥寺佐渡子
出演:窪塚洋介 麻生久美子 杉本哲太 黒谷友香 加藤雅也 古田新太 中村嘉葎雄 長塚京三 佐藤浩市
ジュリー版は未見。もちろん原作も未読です。
僕は窪塚君のキャスティングはイマイチに感じてしまいました。今までと違うイメージのものに挑戦するのはもちろんいいけど、今回はちょっとハズレ気味。この世のものではない魔界人を感情を押さえたように演じていましたが、神秘性がないのよね。何者か分からない妖気のようなものが全く伝わってこないのです。(好きな人ごめんね)
その点麻生久美子さんはその美しさも手伝ってか、あの世から舞い戻った魔女というオーラを全身から出しているようで、とてもよかった。また佐藤浩市さんも運命に翻弄されながらも強い意思で魔界のものに立ち向かっていく剣士をこれまた存在感たっぷりに演じていてよし。この二人の演技だけで、観る価値はあります。
しかしお話はつまらなかったですね。一人倒したらまた一人現れてといったRPG的な展開はちょっとシラケ気味。なんで一気に出てこないのよ。ひとり生き返らせるのにどれだけ労力を使い、どれだけ魔力や妖力を消耗するのか等が示されていれば説得力もあるけど、それもなし。剣や武術を極めるために自らの命を差し出そうとする人達の感情もいまひとつ理解できたようなできないような。
天草四郎たちの目的も分かることは分かるけど、その方法は納得がいかん。終盤に復活したあの人が将軍を殺すことで、目的は達せられるのでしょうか。それより生きている人が殺したほうがいいと思うんだけど、違うかな。