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2004年5月以降 人目のご訪問者です。('96.8〜'04.05・・・130,000人位)

「MAKOTO」☆☆☆

監督:君塚良一
脚本:君塚良一
出演:東山紀之 和久井映見 哀川 翔 ベッキー 室井 滋 河合美智子 小堺一機 別所哲也 武田鉄矢 三輪ひとみ

 この世に未練を残して死んだ人は現世に霊のみがその想いの残った場所にとどまり続けている。主人公MAKOTOは子供のころからその姿が見え、その想いを理解してあげることを自らの使命として生きている。MAKOTOの妻は半年前に事故で死んだが、その霊は家にまだい続けていた。彼女はなにを伝えたがっているのか。
 って、まさにシックスセンスな基本設定なわけですが、メインテーマとなっているのはその能力により明らかになる夫婦の愛情です。

 わりと途中までは快調で、想いを残した少女の気持ちが母親に伝わるシーンはなかなか感動的だし、殺人事件の被害者の遺族に真実が伝わることが必ずしも救済にはならないという残酷さもなかなか興味深かったです。
 でも、メインとなる妻が残した真実とその想いに関してはまったく共感できず。あの展開で本当の愛を実感することは僕はできないし、涙することもできませんでした。もっと感動的な想いを期待してたんだけどね。あの真実はドラマ的にはひどすぎじゃない? その真実を知る過程もなんか既成的だしね。三輪ひとみさんの存在自体やその行動もなんか違和感ありあり。

 だいたいちょっと考えると、見えるのはMAKOTOだけだったら霊たちは何のためにそこにいるのかよく分からなくない? ほとんど行動せずただ立っているだけの霊はMAKOTOが何かしなければ永遠にそこにい続けるってことだよね。その後想いを遂げて昇華できる可能性なんてほとんどないはず。この世に未練を残して死ぬ人なんて、死ぬ人の半分はそうなんじゃないかね。どんどんバクバクと霊が増えていくはずなのにそんなでもないのってのもちょっと不思議。たぶん生きている人よりも死んだ霊の方が世の中多いと思うよ。あぁ、だから最近少子化なのかな。(死んでもこの世にいるから生まれ変われなくて(笑))
 ところでほとんどの霊がただ立っているだけなのに、ひとりだけファミレスで働いていたのはどういうこと?(^^;)

 あととにかく気になって仕方がなかったのは画面の縦横比がおかしいのです。明らかに縦に長く、人がみんな細く見える。上映ミスかと思って劇場に問い合わせちゃいましたよ。そうしたらそうではないとの返答(当然なんですが)。意識的に縦長の映像を使っているらしいのです。霊が出てきているとかの幻想的なシーンでならまだいいのですが、全くそんなことのない日常的なシーンでもそうなのでその効果がわかりません。なぜあんな映像なんでしょうか。
 それとこの映画もタイトルに違和感が。妻の名前ならともなく、この内容で主人公の名前というのは、、、。

2005.2.22


 

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