Since 1996
by はる
for Japanese only

2004年5月以降 人目のご訪問者です。('96.8〜'04.05・・・130,000人位)

「間宮兄弟」☆☆☆

監督:森田芳光
脚本:森田芳光
出演:佐々木蔵之介 塚地武雅 常盤貴子 沢尻エリカ 北川景子 戸田菜穂 岩崎ひろみ 佐藤隆太 横田鉄平 佐藤恒治 桂憲一 広田レオナ 加藤治子 鈴木拓 高嶋政宏 中島みゆき

御意見ルーム     公式サイト

 兄はビール会社の技術者、弟は小学校の用務員として働き、30歳を過ぎても同居し共に仲良く暮らす間宮兄弟。兄に交際の機会を与えるべく、カレーパーティーを企画して、いつも行くビデオ屋のバイトの直美と小学校の葛原依子先生を誘う。

 えー実際に男二人兄弟の弟のほうの私としては、自分の兄弟間の距離感を考えるとこの二人の関係はひじょーに気持ち悪いです。(^^;) 兄貴の前で泣いて抱きしめられて慰められたり、出張で出かけた先から寝る前に電話があったり、いっしょに暮らして同じ部屋で布団並べて!!!寝ていたり。うーありえない。考えられない。もういまや兄弟二人だけで会うなんて皆無だし、そんなとき何話していいかもわからんよ。そもそももう年に1、2回しか会わないしね。あーべつに仲悪くないのよ。そんなもんなのさ。
 この映画も面白いとは思うんだけど、そういう気持ちの悪さがすべての時間において蔓延してしまい、常に2、3歩引いた状態での鑑賞になってしまいました。(^^;)

 しかしなんていうか、その気持ち悪さを笑い飛ばせるだけの映画ならよかったかもしれないね。一見キモイ30歳過ぎの独身兄弟がそれぞれ恋をした場合、それが実って生活が変わっていくほうがいいのか、実らずにまた元のまま日常的仲良しに返っていくのがいいか、これって微妙。兄弟共にお互いがいれば女なんか興味ないぜ的に達観しているならともかく、二人とも別に独身主義者でもなんでもなく、好きな人ができたらそれなりに行動したくなる気持ちは持っているのだから別に今の状況を完全によしと思っているわけではないのでしょう。ということはやはりあの状況から抜け出してこそハッピーエンドになるのでしょうが、本当にそれを望んでいるのかというとそうでもないみたい。
 ようするにそこから抜け出すことをよしと思っていながらもその状況にも満足してしまって抜け出すことを怖がってしまっているような、なんか中途半端な男たちに見えてしまうのです。だからあの二人に全然感情移入できないのよね。彼らは片方の恋が成就したとき、もう一人は本当にそれを祝福できるのかね。そこが見たかった。

 ただあのオタッキーなアイテムを揃えまくりながらも誰からも文句は言われない”マニア兄弟”である部分はひじょーにうらやましいなあ。僕もあんなに本をだだだだだだーと並べて暮らしてみたい。僕もわりと本をたくさん買うほうだけど、本棚に入らなくなると本を処分する。でも本当はそうではなく、本棚を買いたいのです。いやそれ以前に本をもっともっと買いたい。いま5冊買うところを10冊買いたい。おもちゃもゲームも欲しいだけ買いたい。でもそれってなかなかできないよね。彼らはそれができる。羨ましいです。いいなあ。

2006.7.6


 

サーチ:

Amazon.co.jpアソシエイト