Since 1996
by はる
for Japanese only

2004年5月以降 人目のご訪問者です。('96.8〜'04.05・・・130,000人位)

「真夏のオリオン」☆☆☆☆

監督:篠原哲雄
脚本:長谷川康夫 飯田健三郎
出演:玉木宏 北川景子 堂珍嘉邦 平岡祐太 黄川田将也 吉田栄作 吹越満 益岡徹 太賀 鈴木拓 松尾光次 古秦むつとし 奥村知史 戸谷公人 三浦悠 山田幸伸 伊藤ふみお 鈴木瑞穂 デヴィッド・ウィニング 

 太平洋戦争末期の1945年夏、日本海軍潜水艦イ−77は倉本艦長の指揮の下、防衛任務に就いていた。イ−77は倉本の的確な読みによって米軍の輸送艦を撃沈するが、同じく防衛任務に当っていたイ−81は米海軍の駆逐艦パーシバルに葬られてしまう。倉本は、パーシバルとの戦いに臨む。

 最近の太平洋戦争映画を観る度に思うし言っているのだけど、もう実際に戦争に行った人の年齢が上がりすぎてて現代から戦争を振り返る形の映画はどんどん成り立たなくなっていっていますよね。例外は「夕凪の街、桜の国」のような被爆もの(子供も直接的な被害を受けているから)だけで、あとはもう戦争時に最年少だった人がおじいさんになって登場する以外に手はなくなっています。この映画もやっぱり同じ。メインとなっている船長はもう死んでいて、かつての少年兵と船長の孫娘が語り部になっています。もう本当にギリギリですね。この手法で作るなら早く作らないと、本当にもう作れなくなる日は近いね。

 しかしこの映画はなかなか面白かったです。戦争なのではっきり言ってしまえば殺し合いなのだけど、まるでシミュレーションゲームを見ているような駆け引きは非常に息詰まる思いで観れるし、それを指揮する船長・玉木宏さんの人間味あふれていながら毅然とした姿にとても共感してしまいます。ああいう誇りを持った軍人なら部下もついていこうと思うでしょう。また寡黙な整備士の吉田栄作さんの存在感が素晴らしいなあ。ってこの潜水艦、できた人しか乗ってないじゃん。ちょっと出来すぎかな。まあトップができてると部下も育つと言うことか。

 しかし潜水艦は乗ってみたくない乗り物ランキング、かなり高いなあ。ちなみに1位は回天です。(笑)

(MOVIX清水)

2009.7.29