「交渉人 真下正義」☆☆☆☆
監督:本広克行
脚本:十川誠志
出演:ユースケ・サンタマリア 寺島 進 水野美紀 國村 隼 小泉孝太郎 高杉 亘 松重 豊 柳葉敏郎 八千草薫 西村雅彦 石井正則 金田龍之介 甲本雅裕 遠山俊也
TVの連ドラから始まり、特番ドラマ、映画へと世界を広げていった人気シリーズの劇場版第3弾。第3弾といっても過去の2本とは主人公が違い、いままでは脇役だったキャラクターを主役にすえて1本の新しい映画を作り出した番外編です。っていまさら書かなくてもたぶんほとんどの人が分かっていることでしょうね。
こういう映画をスピンオフって言うらしいですが、僕はあまりこういう例の映画を観た記憶がないです。いや、話には聞くけどね。「キャットウーマン」とか「イオークアドベンチャー」とか。でも観てないし。
まあそんななので、このスピンオフということ自体が結構新鮮。しかもこんな気合の入った番外編なんてすごいねえ。面白いじゃないかい。
東京の地下鉄を舞台に繰り広げられる、新開発車両と爆弾を武器にパニックを引き起こした愉快犯的犯人と、彼が指名した警視庁初の交渉人・真下正義との知恵比べ。
映画の中で描かれる時間は4、5時間程度かな。ほぼワンシチュエーションのサスペンスで、事件の発端から収束までを一気に見せてくれるのですが、中だるみもなく息切れもしない話の運びはなかなかいいですね。犯人の目的がなかなか分からない中事態は進み、その中で大惨事がどんな形でどんなタイミングでおきてしまうのかと言う緊張感もずっとあり、そのうえ犯人の本当の目的の意外さもなかなかよい。そんなことのためにこんなことを?とも思うけど、愉快犯と言うのはそういうものでしょう。
主人公・真下正義のキャラクターもいいね。「レインボーブリッジ」でも活躍していたけど、今回は最初から最後まで出ずっぱり(あたりまえだけど)の大活躍。交渉人としてきちんと冷静にその任務を勤め上げようとする姿勢には感心しちゃう。堅物の地下鉄責任者とのやり取りは笑えるし。
僕は都内の地下鉄(の既存の路線)であればどことどこがどうつながっているかくらいはだいたい分かっているので、新規車両があっちこっちの場所に現れるときにとっさにどんな状況か分かるのはお得でした。最初に出現するのは僕が住んでいた路線(東西線)だし。路線名は違ったけど。
しかし織田裕二さんも深津絵里さんも一瞬くらい出てほしかったですねー。(^^;)
2005.5.19
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