Since 1996
by はる
for Japanese only

2004年5月以降 人目のご訪問者です。('96.8〜'04.05・・・130,000人位)

「見えないほどの遠くの空を」☆☆☆☆

監督:榎本憲男
脚本:榎本憲男
出演:森岡龍 岡本奈月 渡辺大知 橋本一郎 佐藤貴広 前野朋哉 中村無何有 桝木亜子

 高橋たち大学の映研の仲間たちは学生生活最後の作品を撮影していたが、ラストカットのみを残してヒロイン役の杉崎莉沙が不慮の事故で亡くなってしまう。1年後、大学を卒業した高橋は街で莉沙にそっくりな女と出会う。高橋は彼女を代役にして最後のショットを撮り、映画を完成させたいと思うようになる。

 自主映画を扱った映画だからというわけではないだろうけど、実際実に自主映画くさい。自主映画くさいってどんな? と言われても困るのだけど、でもやっぱり自主映画くささがこの映画の魅力でしょう。ようするにフィルムに対する気持ちのぶつけ方が自主映画っぽいのだ。これはまぎれもなく商業映画なのだけど、作り手の気持ちとしてはその枠にこだわらない思いに満ちている感じがします。僕も学生時代に自主映画を作っていたこともあり、仲間内であーだこーだ言いながら映画を作っていく様子を見るのはとても嬉しい気持ち。しかし僕らの頃は8mmフィルムだったけど、もう完全にビデオ撮影なのよね。そこは寂しいね。
 ほとんど予備知識無しで観たこともあってこの映画の展開は意外な面もあったけど、その驚きもふくめてとても気持ちのいい映画でした。僕が大学の頃何度も通った早稲田松竹が出てきたのも嬉しかったよ。

(テアトル梅田)

2011.8.24