「涙そうそう」☆☆☆
監督:土井裕泰
脚本:吉田紀子
出演:妻夫木聡 長澤まさみ 麻生久美子 塚本高史 中村達也 平良とみ 森下愛子 大森南朋 船越英一郎 橋爪功 小泉今日子 広田亮平 佐々木麻緒
沖縄で自分の店を出すという夢のために必死で働く洋太郎の元に高校入学のために妹のヒカリがやってきて共に暮らすこととなる。実はヒカリは母が再婚した相手の連れ子で洋太郎とは血が繋がってはいなかった。義父は家を出、母も亡くなった後は島のおばあの元でたった兄妹として生きてきたのだった。
血の繋がらない兄妹の禁断のラブストーリーなんだと思っていました。もっともっとキワドイじりじりするような緊張感溢れる関係に悩む二人の話を期待していたのに全然ちがうの。そりゃ勝手に思い込んで(って程ではないけど)いただけなんだけどね。二人ともホントの兄妹愛と紙一重な気持ちでしかなく、恋愛感情とは程遠いのさ。はずみで抱きついちゃって気まずくなるとか、どちらかが思い余って決死で告白するとか、全くなし。普通の兄妹におきる苦難や悲劇、再生のドラマでしかないんですよね。だからそれだけに二人が中盤で距離をおこうとするのがそこだけ逆に違和感を感じちゃってほとんど共感できないのです。普通の兄妹の話でよかったんじゃないかね。
ただ素晴らしかったのが妻夫木くんだ。いままでもいい演技をしてきてはいるんだけど、どうも心からいいと思えたことって実のところなく、なんかすこし引いたところにいる役者のように思っていたんだけど、今回はすばらしい! あと長澤まさみさんも「ラフ」よりも断然良かったよ。
ところでこの兄妹は5〜6歳差の設定なんだけど、子供の頃のふたりが2、3歳しか違わないように見えるのはちょっとミスっぽいぞ。実際子役のふたりは3歳差みたいだし。
2006.10.20
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