「エロチック乱歩 人間椅子」☆☆
監督:佐藤圭作
脚本:佐藤圭作 武井彩
出演:宮地真緒 小沢真珠 板尾創路 辻修 石川謙 鈴木薫 水戸ひねき
編集者の真理は新しく作家の今野佳子の担当となる。佳子はかつて美人作家として華々しくデビューして以来ここ数年新作がなく、いまや伝説化した存在だった。真理は上司の小原から、佳子に新作を書かせるように指示を受ける。佳子の部屋には多数の椅子が並んでおり、その中にその椅子があった。
フラれてもフラれても諦めずにおしまくる時、かっこいい奴だったら”一途”でも、不細工だったら”ストーカー”になってしまうのは世間の常識。人間椅子なんて発想も、江戸川乱歩というビッグネームが後ろになかったらもう気持ち悪いだけの変態話でしかないでしょう。そして乱歩の後光が通用しない僕には、これはその変態話にしか思えないのでした。うーきもちわるー。
もちろん描かれているのは全うな恋愛や性欲としての椅子の内外ではなく、狂気をはらんだ人間関係と作家の苦しみの象徴としての椅子なのだけど、それでもすんなり受け入れるのはかなり難しい。1から10まで全然理解できないのです。
宮地真緒さん演ずる主人公の泥棒癖や散らかし放題の部屋での生活とか、板尾創路さんが宮地さんの家に来たときの行動とか、それに対する彼女の醒めた反応などは面白かったけど、それ以外はあまり楽しめるものではありませんでした。サディスティックな描写やめちゃくちゃ中途半端なエロチシズムにも辟易気味。退屈でした。
(DVD)
2007.11.8
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