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「怪談新耳袋 ノブヒロさん」☆☆☆☆

監督:豊島圭介
脚本:加藤淳也
出演:内山理名 平田満 高橋和也 田島令子 織本順吉 でんでん 岩本千波 佐々木すみ江

  

 雑誌編集者でシングルマザーのの悦子は、ある日仕事で画家のノブヒロを訪れる。絵のモデルになるように誘われた悦子はノブヒロのアトリエを訪れるうちに、少し変わっていながらも穏やかなその人柄にふれて心を開き、二人はだんだんと親しくなっていく。しかし娘の彩香はノブヒロに異常なほどの恐怖心を示していた。ある日体調を崩した彩香の看病でモデルの約束をすっぽかしてしまった悦子は、その晩にノブヒロが死んだことを聞き驚く。実はその死亡推定時刻にノブヒロが悦子を尋ねてきていたのだ。

 かなり怖い。なんで怖いかって言うと、現実に起こりうる恐怖と、非現実性の高い恐怖が見事に融和しているからではないかな。ノブヒロさんは上に書いたように死ぬのだけれども、その死の前にも後にも共に身の毛もよだつような振る舞いを見せているのです。特に死ぬ”前”に取る行動はめちゃくちゃ怖い! しかも現実的に可能なレベルの行動でここまで怖いのは凄い! それを知った悦子の心はもうこの時点でボロボロでしょう。その上に死んだ後にまで彼女を追いかけるのですから、もうこの上のない恐怖となっていることでしょう。マジ怖いですよ。
 しかもそういった怖さを突然の大きな音とかオドロオドロしいメイクのようなものはほとんど使ってなく、淡々とストーリーテラーと画面上のトリックのみで演出しているのは素晴らしい。ただし一箇所めちゃくちゃ”痛い”シーンがあったけどね。あれは思い出しただけでイタイよ〜〜〜。

 内山理名さんはなかなかの好演。平田満さんは怖いというより気持ちが悪い。(失礼(^^;))

 さあ、そこのノブヒロさん、この映画をどう観る?(笑)

2007.1.24


 

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