監督:井筒和幸
脚本:
出演:室井滋 大友康平 竹中直人 伊藤歩 松田美由紀
とてもすばらしい映画でした。笑いました。泣きました。
単なる毎週やっているTV番組の一つでしかない「のど自慢」ですが、そこに出場する人たちには一人一人に想いやドラマがありました。もちろんすべての人たちがそんなドラマチックな動機で参加しているわけもなく、ほとんどが歌が好きとか、単に目立ちたいとかの理由で参加しているのでしょうが、中にはこんなに熱い想いを秘めて参加する人たちもいるのかもしれません。
自分の歌手としての人生へのモヤモヤを打ち消そうとして参加する室井滋さん、 遠く旅立とうとする姉に対しての想いを歌おうとする伊藤歩さん
(言われなければ「スワロウテイル」の彼女とは気がつかないね(^^;))、人生の新しいスタートに立とうとする前に、大好きなのど自慢に参加する大友康平さん、そして自閉症気味の孫に勇気を与えようとする北村和夫さん。みんなそれぞれのかけるものは違っても同じ手段を選んだ人たちとして描写されている一人一人は、みなとても心に残る人たちでした。伊藤歩さんが歌い上げたときなどはかなりグッときます。
それに対して数百人が参加する予選の様子、彼ら以外も多くの人が参加した本選の様子はとにかく楽しいことうけあい。参加し歌う人たち、ほとんどの人はほんの数秒しか映らないのですけど、それぞれが個性的でとても印象に残る人たち。ここを観るだけでも充分に満足できるのです。この映画に出るためのオーディションなどがあったのなら、その会場はきっとバラエティに富んでいて観ているだけなら盛り上がったことでしょう。ただし参加する方は目立つのが大変だったかも。