監督:滝田洋二郎
脚本:一色伸幸
出演:矢沢永吉 田中裕子 大平奈津美 西村雅彦 余貴美子
遥か昔、僕は中学受験をしたのだけど、友人達の多くは公立の中学校へと進んでいきました。中学受験でさえ当時はクラスで数人の珍しい方だった気がするけど、この映画では小学校受験です。そんなもの、公立の小学校に進んだ僕にとっては存在すら知らなかったものです。もちろん現在においても小学校受験が平常のこととしては受け入れられているとは思えないけど、僕らの頃よりは遥かに一般的なものに近づいているのでしょうね。僕にはまだ子供はいないけど、更に時代は進んだ将来そんなことも考えるようになるのでしょうかね。
矢沢永吉さん扮するお父さんはベテランマラソンランナーでありながら中堅サラリーマンでもあり、しかも体よくリストラの憂き目に遭います。このリストラの描写は結構ありそうな展開で、いつ自分の身の上に降り掛かりかもしれないと少し恐ろしいです。それにしてもリストラにあったことをなかなか言えずにいて、ついに告白するシーンでの田中裕子さんの反応は最高でしたね。(^^;)
最初はお受験にいやいや取り組んでいた大平奈津美ちゃんが、いつのまにか本気で取り組んでいく、その理由にはほのぼのとチョット感激させられてしまいました。こどものやる気の本質は絶対にそういうところにあるべきなのでしょう。
それにしても矢沢さんがラストに取る行動にはいまひとつ納得がいかないです。あれじゃ、単に時間に間に合うかどうかのハラハラを煽っているだけの展開にしかなりません。それなら最初からあっちに行って欲しかったです。全体的にはまあまあ面白かったですけどね。