「狼少女」☆☆☆☆
監督:深川栄洋
脚本:大見全 小川智子
出演:鈴木達也 大野真緒 増田怜奈 大塚寧々 利重剛 手塚理美 馬渕英里何 なぎら健壱 田口トモロヲ 西岡徳馬
小学4年生の明は最近町にやってきた見世物小屋に興味津々だ。おなじころ明のクラスに転校生の留美子がやってくる。留美子はイジメや間違ったことが大嫌いではっきりとものが言える優等生の美少女だった。同じクラスには貧乏で身なりが悪いことからイジメられている秀子がいたが、留美子は彼女をかばい、また明をも巻き込んでいく。
舞台は昭和40年代くらいかな? 少し懐かしい香りのする、小学生たちの初恋&友情ストーリー。
なんか妙に良かったです。転校して来た活発な美少女がクラスで異彩を放ち、ちょっと気弱な男の子と初恋をする。他にもいくらでも同じような話はありそうですが、そこにもう1人のいじめられっ子ヒロインを配したことが面白いところ。また子供の社会的な限界と現実をきちんと描いているとか、奇麗事ではないリアルな子供同士の関係をしっかり描いているところなど非常に好感が持てました。また大人たちがみんなよき理解者であるのも、ここでは良いね。
タイトルにもなっている”狼少女”は見世物小屋に登場する、野生化した少女と言うものなのだけど、それが映画全体の大きなキーとなっていて、その全貌が明らかになるときに物語は大きく動きます。それはサプライズでもあり予想の範囲内でもある出来事なのだけど、その事実の持つ大きな意味にはちょっと唸らされちゃいました。ラストシーンには泣かされちゃいました。中盤の”穴掘り”にも驚かされたよ。
子供たちがそれぞれみんな素晴らしいね。みんな初めて見る子たちばかりだったけど、今後に期待して名前を覚えておこう。
(DVD/iMac)
2007.3.19
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