監督:深作欣二
脚本:進藤兼人
出演:宮本真希 富司純子 南果歩 喜多島舞 津川雅彦
良かったです。舞妓としていきる女たちの力強さがよく出ていました。南果歩さんや喜多島舞さんらが見せる熱情的なしたたかさもさる事ながら、富司純子さんが見せる静かで力強い意気にうちのめさせられました。主演の宮本真希さんも明るい中にも信念を持って元気に振る舞う少女を好演していましたが、この映画はやはり富司さんの映画と言えるでしょう。
前半では周りの舞妓ねえさんたちの姿を描きながら宮本さんの下積みとしての日常を延々描き、後半にその晴れ舞台としての舞妓のお披露目をじっくり描くと言う構造はとても良かったです。あれだけがんばっていた彼女が後半見事に美しく咲く姿を見るとチョットじーんと来ました。
しかし一人の見習いが舞妓としてデビューするためにはあれだけの費用と後援が必要なのですね。よほどのことが無いとおかみさんも舞妓を育てるなんて事はできません。しかもこの映画ではより多大な代償の上にお披露目へとたどり着きます。その代償を受けた後も耐えに耐えて明るい姿のみをみんなに見せる富司さんの姿が、とにかく素晴らしいのです。
それにしても「おもちゃ」と言う名前は舞妓さんとしてはどうなんでしょうか? チョット違和感を覚える私ですが。(^^;)