「オリヲン座からの招待状」☆☆
監督:三枝健起
脚本:いながききよたか
出演:宮沢りえ 加瀬亮 宇崎竜童 原田芳雄 田口トモロヲ 樋口可南子 中原ひとみ
昭和30年代の京都。留吉は偶然立ち寄った映画館オリヲン座に無理を言って住み込みで働かせてもらうようになる。きっとすぐに辞めると言い出すと思っていた館主の松蔵と妻のトヨだったが、数年後も留吉は地道に働いていた。そんな中松蔵が病魔に倒れ、帰らぬ人となる。トヨと留吉は二人で協力し、オリヲン座を継続していくが、二人を中傷する噂や映画そのものに対する時代の流れで苦難が続いていた。
映画が好きですが、映画館も好きです。映画を観るだけなら最近はDVD鑑賞も質的に苦でなくなってきたし、金額も圧倒的に安い。でもやっぱり映画を高いお金払って映画館に観に行ってしまうのは、やはり映画館が好きだからです。
しかしこの映画はいまひとつ。盛り上がりそうで盛り上がらない。
メインである過去のシーンではサブキャラでしかない子供たちが現代のシーンでは完全な主人公で、映画館の二人は完全に脇役扱い。せめてこの子供たちが成長したふたりがいまの映画館を前にして思い出すような描き方ならまだしも、過去のシーンではこの子達が知る由もないようなことが積み重ねられているので、視点がずれてしまっています。あのふたりにあんなに重点を置かなくてもいいのにと思います。むしろいらないくらいです。
その若い方の二人に時間を取りすぎているがために、主人公二人の話がブツ切れ過ぎ。フィルム代が払えなくて経済的に苦しい。変な噂がたって精神的にも苦しい。様々な問題が投じられているのに、それをどう切り抜けたのかが全く描かれていないのはダメでしょう。正直かなり追い込まれていると思うのだけど、あのまま何十年もやってこれるのなら何かが改善されたのでしょうにね。
ところであの3人の年齢はどうなっているのかしら。留吉(加瀬亮さん)は最初17歳!(←これにはビックリ(笑)) そのとき松蔵(宇崎竜童さん)はどう観ても40代以上だし、トヨ(宮沢りえさん)はせいぜい20代後半以上にしか見えないよね。ってことは10歳以上も上か?(^^;)
(静岡ミラノ)←静岡オリオンで観たかった。
2007.11.19
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