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by はる
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「崖の上のポニョ」☆☆☆☆

監督:宮崎駿
脚本:宮崎駿
出演(声):奈良柚莉愛 土井洋輝 山口智子 長嶋一茂 天海祐希 所ジョージ 柊瑠美 矢野顕子 吉行和子 奈良岡朋子 

 崖の上の家に住む5歳の宗介は、ある日、さかなの子どものポニョと出会う。お互いを大好きになる宗介とポニョだったが、ポニョは父親のフジモトによって海の中へと連れ戻されてしまう。しかしポニョはフジモトの元から逃げ出し、人間の姿になって宗介の元へ波の上を駈けてくる。

 さあ唄いましょう。ポーニョポーニョポニョわたしポニョ〜。(作詞・うろ覚えだったウチの小学生)
 しかし耳に残るねー。うろ覚えじゃなくほぼ完璧にソラで唄えるようになっちゃったよ。ポーニョポーニョポニョさかなの子〜。

 とても楽しい映画でした。家族で観ましたが子供は元気で可愛いポニョと宗介の小さな恋の物語にとてもワクワク楽しんでいたし、オトナも謎めいて奥深そうな(←そうな、がポイント)ファンタジックな展開に大満足。深く考えてもいいし、子供の心で何も考えなくてもオッケー。このバランスは素晴らしい。もちろん僕は中身が子供なので深く考えません。

 一番巧いなあと思うのは比較的早い段階でポニョの嵐の大冒険というクライマックス的な大イベントをおいていること。展開が早いおかげで子供も集中力を切らすことなく楽しめたよう。よくこういうファンタジーで途中で状況説明のためだけのダラダラとしたシーンが挟まることがあるけど、子供には全く必要無いんだよね。もちろんオトナだって、必要なのはそれが意味があればこそ。このアニメでその必要性は高いとは思えず、オトナも気にはなりませんでした。むしろ潔さに感心です。津波の後になぜ水がひかないのかなどの基本的な部分は押さえているから尚更。

 あとはやはり映像の美しさ。オール手描きにこだわったという点には心から大共感。押井さんや今さんが出してくるようなCGテイストの強すぎる質感はどうしても好きにはなれない自分にとって、この昔ながらのアニメ質感あふれる映像の安心できること幸せなこと。「千と千尋」や「ハウル」ではCGっぽいシーンもあったけど、今回は全くそれがなくてとても嬉しかった。「コナン」や「カリオストロ」で魅せてくれたアニメならではの躍動感がそこにある感動を久しぶりに感じました。嵐のシーンは本当に素晴らしかった。波が魚になるカットや、大量の小魚たちやクラゲたちの一つ一つの動きの細かさなど、どこをとっても必見です。本当にすごい!

 ということでみんなで唄いましょう。ポーニョポーニョポニョふくらんだ〜まんまるっおなかのっおんなのっこ〜。

(静岡東宝)

2008.8.16