監督:大林宣彦
脚本:西澤裕子
出演:黒木瞳 片岡鶴太郎 椎名桔平 ベンガル 嶋田久作
僕は大林ファンを公言して(「転校生」以来だから)早16年になりますが、大林映画の出来には明らかに波がある。「時をかける少女」や「さびしんぼう」、「彼のオートバイ彼女の島」等を撮っていた'82〜'86年頃はどれを観てもほとんどみな素晴らしく、大好きなものばかりでした。しかしその後数年低調なものが続き僕にとって寂しい年月がありました。
そして「ふたり」「青春デンデケデケデケ」等の'91〜'93年頃に再びおおきな山を迎えました。しかしまたその後(現在も)僕の中で大林は低調期にあります。もう長い間、そこそこのものしか観れていません。
この映画も悪くはないと思います。しかし今一つ乗り切れませんでした。
定の生涯や事件の経過は分かったけど、その行為に至る彼女の心情が理解できたかというと、そうでもない。なぜ殺し、なぜ切り取ったのか。やはりまだいまいち解らないわ。黒木さんは良かったし、映像も楽しめたんだけどね。やはり題材とあっていないのかなあ。
それにしても主題歌「愛のサバダバダ」には笑った。